先月のJBCスプリントで待望の大レース制覇を達成したタイセイレジェンド。この馬の基礎輸入繁殖牝馬は4代母にあたる1967年アメリカ産のクレアーブリッジ。ファミリーナンバーはフォルカーと同じ13-cで,フォルカーの母がクレアーブリッジの曾祖母の姉にあたります。
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輸入は社台で,1975年の産駒から登録されています。1981年産のダイナキャロルがタイセイレジェンドの曾祖母。この一族は現在も多く続いていますが,重賞の勝ち馬はタイセイレジェンドだけです。
ダイナキャロルのひとつ下の全妹がサクラクレアー。この馬も社台ファームの生産ですが,さくらコマースに買われたので谷岡牧場で繁殖入り。サクラユタカオーを配された2頭目の産駒,サクラヤマトオーは,重賞は2着2回が最高でしたが2歳時にオープンを3勝するなどした活躍馬でした。
さらに1年をおいてトニービンとの間に産まれたのがサクラチトセオーで,1994年の中山記念を勝ちました。これがこの一族の初重賞制覇。翌年,アメリカジョッキークラブカップで重賞2勝目をあげ,10月29日の秋の天皇賞で大レース優勝。有馬記念でもマヤノトップガンの3着に入り,この年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出されました。
サクラチトセオーのふたつ下の妹はサクラヤマトオーの全妹となるサクラキャンドル。3歳秋にクイーンステークスで重賞制覇を達成すると半兄の天皇賞制覇の2週後のエリザベス女王杯を優勝。兄妹で大レースの勝ち馬となりました。翌年は府中牝馬ステークスも勝っています。
この兄妹の半妹で1998年に産まれたのがサクラメガ。この馬は繁殖入り後,重賞4勝のサクラメガワンダーを産んでいます。
これまでも活躍馬はいたものの,重賞までいったのはいずれもサクラクレアー経由でした。別系統から大レースの勝ち馬が出たことは,この系統の繁栄のためには大きかったといえるのではないでしょうか。
第二部定理一二の論証で第二部定理一一系が援用されるとき,これは第二部定理一一系の具体的意味のうち第一の点に依拠しています。第二部定理一三,第二部定理二二の論証の場合にも同様です。
第二部定理一九,第二部定理二三,第二部定理二四,第二部定理三〇の論証において援用されている場合も,同じように考えることが可能であると思いますが,これらの論証は,それらの観念が単に人間の精神と関係する限りでは混乱した観念ではあっても,神のうちでは十全な観念であるということ,いい換えれば第二部定理七系の意味を前提とした上で成立している論証です。よってむしろこの点を含意しているといえる第三の点に依拠しているというのが正しい見方であると僕は思います。
第二部定理三四,第二部定理三八,第二部定理三九,第二部定理四〇,第二部定理四三,そして第三部定理一の論証では,第二の点に依拠しています。そしてこれらはいずれも人間の精神のうちにある十全な観念に関係した論証で,人間の精神の本性を構成する限りで神のうちで十全であるといわれています。すなわち第二の点を構成するあらゆる条件を満たしています。
第二部定理四三備考と第三部定理三八の論証でも第二部定理一一系が言及されていますが,これらふたつは単に人間の精神が神の無限知性の一部であるという点に訴求していると考えるだけで十分であり,具体的意味のどれに該当するかは考慮する必要がありません。
第五部定理三六の論証をどう考えるかは難しいです。ただこの定理は,現実的に存在する人間の精神ではなく,永遠の観点aeternitatis specieの下での人間の精神と関連します。永遠であるものが真であるということは第二部定理一一系とは無関係に論証できます。ですからどう考えようと,ここでの援用が具体的意味を崩壊させる要素を有することはありません。
『エチカ』における第二部定理一一系の援用は以上ですべてです。つまり具体的意味は『エチカ』の中で十全に成立します。これによりこの課題は乗り越えられました。よって新しい課題に挑みます。
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輸入は社台で,1975年の産駒から登録されています。1981年産のダイナキャロルがタイセイレジェンドの曾祖母。この一族は現在も多く続いていますが,重賞の勝ち馬はタイセイレジェンドだけです。
ダイナキャロルのひとつ下の全妹がサクラクレアー。この馬も社台ファームの生産ですが,さくらコマースに買われたので谷岡牧場で繁殖入り。サクラユタカオーを配された2頭目の産駒,サクラヤマトオーは,重賞は2着2回が最高でしたが2歳時にオープンを3勝するなどした活躍馬でした。
さらに1年をおいてトニービンとの間に産まれたのがサクラチトセオーで,1994年の中山記念を勝ちました。これがこの一族の初重賞制覇。翌年,アメリカジョッキークラブカップで重賞2勝目をあげ,10月29日の秋の天皇賞で大レース優勝。有馬記念でもマヤノトップガンの3着に入り,この年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出されました。
サクラチトセオーのふたつ下の妹はサクラヤマトオーの全妹となるサクラキャンドル。3歳秋にクイーンステークスで重賞制覇を達成すると半兄の天皇賞制覇の2週後のエリザベス女王杯を優勝。兄妹で大レースの勝ち馬となりました。翌年は府中牝馬ステークスも勝っています。
この兄妹の半妹で1998年に産まれたのがサクラメガ。この馬は繁殖入り後,重賞4勝のサクラメガワンダーを産んでいます。
これまでも活躍馬はいたものの,重賞までいったのはいずれもサクラクレアー経由でした。別系統から大レースの勝ち馬が出たことは,この系統の繁栄のためには大きかったといえるのではないでしょうか。
第二部定理一二の論証で第二部定理一一系が援用されるとき,これは第二部定理一一系の具体的意味のうち第一の点に依拠しています。第二部定理一三,第二部定理二二の論証の場合にも同様です。
第二部定理一九,第二部定理二三,第二部定理二四,第二部定理三〇の論証において援用されている場合も,同じように考えることが可能であると思いますが,これらの論証は,それらの観念が単に人間の精神と関係する限りでは混乱した観念ではあっても,神のうちでは十全な観念であるということ,いい換えれば第二部定理七系の意味を前提とした上で成立している論証です。よってむしろこの点を含意しているといえる第三の点に依拠しているというのが正しい見方であると僕は思います。
第二部定理三四,第二部定理三八,第二部定理三九,第二部定理四〇,第二部定理四三,そして第三部定理一の論証では,第二の点に依拠しています。そしてこれらはいずれも人間の精神のうちにある十全な観念に関係した論証で,人間の精神の本性を構成する限りで神のうちで十全であるといわれています。すなわち第二の点を構成するあらゆる条件を満たしています。
第二部定理四三備考と第三部定理三八の論証でも第二部定理一一系が言及されていますが,これらふたつは単に人間の精神が神の無限知性の一部であるという点に訴求していると考えるだけで十分であり,具体的意味のどれに該当するかは考慮する必要がありません。
第五部定理三六の論証をどう考えるかは難しいです。ただこの定理は,現実的に存在する人間の精神ではなく,永遠の観点aeternitatis specieの下での人間の精神と関連します。永遠であるものが真であるということは第二部定理一一系とは無関係に論証できます。ですからどう考えようと,ここでの援用が具体的意味を崩壊させる要素を有することはありません。
『エチカ』における第二部定理一一系の援用は以上ですべてです。つまり具体的意味は『エチカ』の中で十全に成立します。これによりこの課題は乗り越えられました。よって新しい課題に挑みます。