スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

テレ玉杯オーバルスプリント&範囲

2013-09-12 19:13:53 | 地方競馬
 秋の交流重賞の開幕を告げる第24回オーバルスプリント
 セイントメモリーの逃げかと思っていましたが,外からエーブダッチマンがハナへ。少し後手を踏んだように見えましたが,セイントメモリーも上がり,譲るように2番手。3番手にはタイセイレジェンドで,その後ろはナイキマドリード,ガンジス,エーシンウェズンの3頭。前半の600mは36秒2で,ミドルペースといえると思います。
 向正面に入るあたりではエーブダッチマンにある程度のリードがあったものの,差が詰まっていき,半ばではセイントメモリーが先頭に立ち,続いたタイセイレジェンドと2頭で後ろを離しました。併走は直線入口までは続きましたが,コーナーワークもありセイントメモリーがリードを取ると,直線では離していき,2馬身差で快勝。苦しくなったかに見えたタイセイレジェンドですが,ゴール前ではまた一踏ん張りして2着を確保。最後尾となり,向正面からずっと外を追い上げてきたジョーメテオが最後まで脚を伸ばして1馬身半差の3着。
 優勝したセイントメモリーは前走のサンタアニタトロフィーまで4連勝。ここは一気の相手強化で,持ち前のスピードが通用するかが試されたレース。見事にクリアーして重賞制覇を達成しました。2番手からのレースができたのも大きな収穫で,地方競馬にとって大きな戦力となりそうです。叔父に1999年の北九州記念を勝ったエイシンビンセンス
 騎乗したのは船橋の本橋孝太騎手で管理しているのは大井の月岡健二調教師。このレースも重賞も揃って初勝利です。

 この最後の判断に関しては,あくまでも僕はそのように考えるということだけを理解してもらえれば十分です。というのも,このことについては僕も十分に根拠をもって説明することができないからです。
 もちろん僕も,何の理由もなくそのように判断するというわけではありません。まず第一に,Xの特質とみなされる事柄は,Xの本性から必然的に生起します。本当はXの十全な観念というのと,Xの本性の十全な観念というのは,異なった観念であると考えるべきだと僕は思っていますが,単に思惟の様態としてみる限り,この両者が同一個体であるとは思いますから,ここではその相違を無視して進めますが,前述のことから明らかなのは,ある知性のうちにXの本性の十全な観念があるのであれば,Xの特質の観念はその知性のうちに必然的に流出するということです。
 このとき,Xの本性の十全な観念というのは,Xに関するある積極的なものです。これがXのXたる所以をその知性に教える観念だからです。というか,これをこの知性に教える観念は,この観念以外にはあり得ないというべきで,もしもそうした観念についてそれを積極的といえないのであれば,おおよそ積極的といえる観念は知性のうちに存在し得なくなってしまいます。
 僕の理解では,この積極的な観念から流出するどんな観念も,積極的な観念とみなされるべきなのです。流出してくる観念は流出元の観念を前提するからです。あるいは,第二部定理四〇で,十全な観念から流出するどんな観念も十全な観念であるといわれるのと同じ意味で,積極的な観念から流出するどんな観念も,積極的であるといわれるべきだと考えるからです。
 ただ,冒頭でいったように,このことについては,僕がそのように考えているということだけを理解してもらえるならば,それで十分です。Xの本性の十全な観念というのが,思惟の様態としてXに関する積極的なものであるということについては僕は譲るつもりはありませんが,そこからさらに広げて,どこまでを積極的であるというべきなのかということの判断は,個人によって異なる場合もあるだろうと思うからです。僕はそこまでは広げるということなのです。
コメント
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