昼過ぎまでの雨の影響が残り,不良馬場でのレースになった昨晩の第6回川崎マイラーズ。
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出鞭を入れたオキナワレッドがまずは前に出ましたが,外からほぼ馬なりでサトノタイガーが交わしていきこの馬の逃げに。2番手にもソルテが浮上し,さらにはポイントプラスも3番手に。オキナワレッドはこれらの後ろのインで,外のスマートジョーカーとほぼ併走。ロンドンアイがその後ろに。前半の800mは48秒6のミドルペース。
サトノタイガーの逃げ脚は快調で,3コーナーを回るとポイントプラスが脱落。直線ではソルテも苦しくなり,鮮やかな逃げ切りでサトノタイガーが3馬身差で優勝。スマートジョーカーにもさほどの伸び脚はなく,ロンドンアイがソルテに詰め寄り,ほぼ並ぶようにゴール。しかしハナ差だけ粘っていたソルテが2着でロンドンアイは3着。
優勝したサトノタイガーはJRAで5勝したオープン馬で4月から浦和に転入。初戦のオープンはおそらく距離が長かったために5着でしたが,前走のオープンは2着。そのときの勝ち馬もJRAから転入した強豪で,これなら南関東重賞で通用しそうだと思わせました。たぶんスピードを生かす競馬が適したタイプで,馬場状態や展開も味方はしたのでしょう。ただ今日のようなメンバーであれば,この後も一定程度の活躍は約束されていると思います。父はキングカメハメハ,半兄に2007年のシンガポール航空国際カップを勝ったシャドウゲイト。祖母は1988年のテレビ東京賞3歳牝馬ステークスと翌年のクイーンカップを勝ったカッティングエッジ。ナイトライト系シャダイプリマの分枝。
騎乗した川崎の町田直希騎手は2010年の黒潮盃以来の南関東重賞10勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している浦和の小久保智調教師も川崎マイラーズは初勝利。
デカルトの公式見解は,置かれていた時代状況を無視するなら,欺瞞的なものです。ただ,その公式見解で一線を超えることを踏みとどまっているとデカルトが考えていたことは,間違いないだろうと思われます。
デカルトは神にはcausa efficiensは存在しないといったのでした。そしてこのcausa efficiensには,産出の原因という意味が含まれます。つまり神には産出の原因がないというのがデカルトの表向きの主張です。ということは,たとえば神を自己原因であると定義したとしても,それは一線を超えていることだとデカルトは理解していたということも間違いないでしょう。そしてこのときデカルトは,自己原因というのをcausa efficiensの一種であると考えていたという仮説が成立します。
自己原因が産出の原因を含むということは,スピノザの哲学の場合にも同じであり,デカルトの考え方と一致します。しかしスピノザの哲学は,自己原因とcausa efficiensは,共に産出の原因を含むという点では一致しますが,概念としては別の仕方で分けられます。それは,causa efficiensが自己原因の一種,あるいは『エチカ』で用いられる用語を導入するなら,変状であるという分類です。
これに対してデカルトは,自己原因がcausa efficiensの一種であると理解していたという仮説が成立しています。そしておそらくこの仮説は正しいように思えるのです。すると同じようにcausa efficiensという用語を使っていても,デカルトとスピノザの間には,大きな乖離が発生していることになります。
デカルトには自己原因への言及がないので,本当のところは不明です。なのでその妥当性も不明です。しかし思考の安全性を確保するためには,ふたりは同一の語句で異なった概念を示しているとしておくのがよいと僕は判断します。
そこでこれ以降のこのブログ上のルールを設定します。デカルト的にcausa efficiensというとき,それを作出原因と訳します。スピノザ的にいう場合には,起成原因です。
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出鞭を入れたオキナワレッドがまずは前に出ましたが,外からほぼ馬なりでサトノタイガーが交わしていきこの馬の逃げに。2番手にもソルテが浮上し,さらにはポイントプラスも3番手に。オキナワレッドはこれらの後ろのインで,外のスマートジョーカーとほぼ併走。ロンドンアイがその後ろに。前半の800mは48秒6のミドルペース。
サトノタイガーの逃げ脚は快調で,3コーナーを回るとポイントプラスが脱落。直線ではソルテも苦しくなり,鮮やかな逃げ切りでサトノタイガーが3馬身差で優勝。スマートジョーカーにもさほどの伸び脚はなく,ロンドンアイがソルテに詰め寄り,ほぼ並ぶようにゴール。しかしハナ差だけ粘っていたソルテが2着でロンドンアイは3着。
優勝したサトノタイガーはJRAで5勝したオープン馬で4月から浦和に転入。初戦のオープンはおそらく距離が長かったために5着でしたが,前走のオープンは2着。そのときの勝ち馬もJRAから転入した強豪で,これなら南関東重賞で通用しそうだと思わせました。たぶんスピードを生かす競馬が適したタイプで,馬場状態や展開も味方はしたのでしょう。ただ今日のようなメンバーであれば,この後も一定程度の活躍は約束されていると思います。父はキングカメハメハ,半兄に2007年のシンガポール航空国際カップを勝ったシャドウゲイト。祖母は1988年のテレビ東京賞3歳牝馬ステークスと翌年のクイーンカップを勝ったカッティングエッジ。ナイトライト系シャダイプリマの分枝。
騎乗した川崎の町田直希騎手は2010年の黒潮盃以来の南関東重賞10勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している浦和の小久保智調教師も川崎マイラーズは初勝利。
デカルトの公式見解は,置かれていた時代状況を無視するなら,欺瞞的なものです。ただ,その公式見解で一線を超えることを踏みとどまっているとデカルトが考えていたことは,間違いないだろうと思われます。
デカルトは神にはcausa efficiensは存在しないといったのでした。そしてこのcausa efficiensには,産出の原因という意味が含まれます。つまり神には産出の原因がないというのがデカルトの表向きの主張です。ということは,たとえば神を自己原因であると定義したとしても,それは一線を超えていることだとデカルトは理解していたということも間違いないでしょう。そしてこのときデカルトは,自己原因というのをcausa efficiensの一種であると考えていたという仮説が成立します。
自己原因が産出の原因を含むということは,スピノザの哲学の場合にも同じであり,デカルトの考え方と一致します。しかしスピノザの哲学は,自己原因とcausa efficiensは,共に産出の原因を含むという点では一致しますが,概念としては別の仕方で分けられます。それは,causa efficiensが自己原因の一種,あるいは『エチカ』で用いられる用語を導入するなら,変状であるという分類です。
これに対してデカルトは,自己原因がcausa efficiensの一種であると理解していたという仮説が成立しています。そしておそらくこの仮説は正しいように思えるのです。すると同じようにcausa efficiensという用語を使っていても,デカルトとスピノザの間には,大きな乖離が発生していることになります。
デカルトには自己原因への言及がないので,本当のところは不明です。なのでその妥当性も不明です。しかし思考の安全性を確保するためには,ふたりは同一の語句で異なった概念を示しているとしておくのがよいと僕は判断します。
そこでこれ以降のこのブログ上のルールを設定します。デカルト的にcausa efficiensというとき,それを作出原因と訳します。スピノザ的にいう場合には,起成原因です。