今年からは阪神競馬場で行われることになった第66回朝日杯フューチュリティステークス。
好発はセカンドテーブル。これを外から交わしてアクティブミノルの逃げ。やや争いましたので,最初はこの2頭が抜け出す形。外から進出したメイショウマサカゼが3番手を取り,その後ろはタガノアザガル,ジャストドゥイング,コスモナインボール,ケツァルテナンゴ,ペイシャオブローの一団。クラリティスカイがこの集団の後ろとなりました。前半の800mは47秒3で,発走後の競り合いがあった分だけハイペース。
隊列が定まってからはペースが落ちたため,馬群がぎゅっと凝縮して直線に。アクティブミノルはなかなかの粘りを見せ,追ったのは馬場の中ほどに進路を取ったクラリティスカイ。しかし発走直後に下げ,外に出してペースが落ちていたところで自然と追い上げていたダノンプラチナの大外からの伸びが優り,前の2頭を交わして抜け出し,優勝。掛かりそうになりながら馬群の内で脚を溜め,内目を捌いて最後はアクティブミノルとクラリティスカイの間を伸びたアルマワイオリが4分の3馬身差で2着。クラリティスカイが4分の3馬身差で3着。
優勝したダノンプラチナは9月に札幌の新馬でデビューして2着。10月に東京の未勝利を圧勝すると先月の東京の条件戦も楽勝。この勝ち方が非常に強かったので,きっと大物であろうと思っていました。重賞を勝っていた馬もいて,実績的には下でしたが,素質の高さではむしろ上回っていたということでしょう。1番人気に推されたのも,多くの人がそのように考えていたからだと思われます。将来もかなり楽しみな馬であるのは間違いありません。父はディープインパクト。祖母の半姉にフローラルマジック。
騎乗した蛯名正義騎手は先週の阪神ジュベナイルフィリーズに続いての大レース制覇。第58回以来8年ぶりの朝日杯フューチュリティステークス2勝目。管理している国枝栄調教師は2011年のヴィクトリアマイル以来,約3年半ぶりの大レース制覇で朝日杯フューチュリティステークスは初勝利。
スピノザ形而上学の枠内では,これでライプニッツの疑問は解決されています。道筋は以下のようになります。
第一部定義四は,属性が実体の本性であることを示します。事物とその本性の区別は理性的区別です。なので実体とその実体の属性の区別は理性的区別です。
AとBが理性的に区別されるとき,Aの観念対象ideatumとBのideatumは同一です。したがって,実体Aの本性が属性Yによって構成されると知性が概念するなら,実体Aのideatumと属性Yのideatumは同一です。
これとは別に,実体Aと実在的に区別される実体Bを同じ知性が概念したとします。この場合,実体Aのideatumと実体Bのideatumは同一ではあり得ません。これはそれ自体で明らかでしょう。したがって属性Yと実体Bのideatumも同一ではあり得ないことになります。
ここではライプニッツの疑問に照合させるために,A,B,Yという記号を用いました。でもこれらの記号は任意ですから,どんな実体と属性の認識に関しても妥当します。つまり実体Aの本性を構成するのが属性Yであると概念されたならば,知性は属性Yによって本性を構成され得るA以外のいかなる実体も概念できません。そしてある実体と別の実体の区別の方法を,知性はこれ以外に持ち合わせません。よって同一の属性が異なる実体の本性を構成すると,知性は認識することができません。同じことですが,単一の属性が複数の実体の本性を構成することはありません。つまり第一部定理五は正しいことになります。
ことばと観念が異なるというスピノザの哲学の規定に注意するなら,ここで僕が述べたことがレトリックではないということはよく分かると思います。むしろこの枠内でいえば,ことばによる,あるいは記号によるレトリックを駆使して,同一の属性が複数の実体の本性を構成し得ると主張しているのがライプニッツの疑問であり,つまりライプニッツがレトリックに依拠していることになります。ただし,このような解決方法は,スピノザの哲学を守るためには有効ですが,ライプニッツを満足はさせないでしょう。
好発はセカンドテーブル。これを外から交わしてアクティブミノルの逃げ。やや争いましたので,最初はこの2頭が抜け出す形。外から進出したメイショウマサカゼが3番手を取り,その後ろはタガノアザガル,ジャストドゥイング,コスモナインボール,ケツァルテナンゴ,ペイシャオブローの一団。クラリティスカイがこの集団の後ろとなりました。前半の800mは47秒3で,発走後の競り合いがあった分だけハイペース。
隊列が定まってからはペースが落ちたため,馬群がぎゅっと凝縮して直線に。アクティブミノルはなかなかの粘りを見せ,追ったのは馬場の中ほどに進路を取ったクラリティスカイ。しかし発走直後に下げ,外に出してペースが落ちていたところで自然と追い上げていたダノンプラチナの大外からの伸びが優り,前の2頭を交わして抜け出し,優勝。掛かりそうになりながら馬群の内で脚を溜め,内目を捌いて最後はアクティブミノルとクラリティスカイの間を伸びたアルマワイオリが4分の3馬身差で2着。クラリティスカイが4分の3馬身差で3着。
優勝したダノンプラチナは9月に札幌の新馬でデビューして2着。10月に東京の未勝利を圧勝すると先月の東京の条件戦も楽勝。この勝ち方が非常に強かったので,きっと大物であろうと思っていました。重賞を勝っていた馬もいて,実績的には下でしたが,素質の高さではむしろ上回っていたということでしょう。1番人気に推されたのも,多くの人がそのように考えていたからだと思われます。将来もかなり楽しみな馬であるのは間違いありません。父はディープインパクト。祖母の半姉にフローラルマジック。
騎乗した蛯名正義騎手は先週の阪神ジュベナイルフィリーズに続いての大レース制覇。第58回以来8年ぶりの朝日杯フューチュリティステークス2勝目。管理している国枝栄調教師は2011年のヴィクトリアマイル以来,約3年半ぶりの大レース制覇で朝日杯フューチュリティステークスは初勝利。
スピノザ形而上学の枠内では,これでライプニッツの疑問は解決されています。道筋は以下のようになります。
第一部定義四は,属性が実体の本性であることを示します。事物とその本性の区別は理性的区別です。なので実体とその実体の属性の区別は理性的区別です。
AとBが理性的に区別されるとき,Aの観念対象ideatumとBのideatumは同一です。したがって,実体Aの本性が属性Yによって構成されると知性が概念するなら,実体Aのideatumと属性Yのideatumは同一です。
これとは別に,実体Aと実在的に区別される実体Bを同じ知性が概念したとします。この場合,実体Aのideatumと実体Bのideatumは同一ではあり得ません。これはそれ自体で明らかでしょう。したがって属性Yと実体Bのideatumも同一ではあり得ないことになります。
ここではライプニッツの疑問に照合させるために,A,B,Yという記号を用いました。でもこれらの記号は任意ですから,どんな実体と属性の認識に関しても妥当します。つまり実体Aの本性を構成するのが属性Yであると概念されたならば,知性は属性Yによって本性を構成され得るA以外のいかなる実体も概念できません。そしてある実体と別の実体の区別の方法を,知性はこれ以外に持ち合わせません。よって同一の属性が異なる実体の本性を構成すると,知性は認識することができません。同じことですが,単一の属性が複数の実体の本性を構成することはありません。つまり第一部定理五は正しいことになります。
ことばと観念が異なるというスピノザの哲学の規定に注意するなら,ここで僕が述べたことがレトリックではないということはよく分かると思います。むしろこの枠内でいえば,ことばによる,あるいは記号によるレトリックを駆使して,同一の属性が複数の実体の本性を構成し得ると主張しているのがライプニッツの疑問であり,つまりライプニッツがレトリックに依拠していることになります。ただし,このような解決方法は,スピノザの哲学を守るためには有効ですが,ライプニッツを満足はさせないでしょう。