北海道から2頭,愛知から1頭が遠征してきた第38回東京2歳優駿牝馬。
ロイヤルパレードはダッシュが鈍く,後方に置かれました。逃げたのはネガティヴで,絶好の発走だったミラクルフラワーが2番手。その後ろがゼッタイリョウイキとララベル。さらにティーズアライズとユヅルノオンガエシまでが先行グループ。少し差の開いた好位集団の前がステファニーランとリボンスティック。前半の800mは49秒2でハイペース。
3コーナーを回ると逃げたネガティヴは一杯。ミラクルフラワーが一旦は先頭も,さらに外のララベルの手応えが抜群で,直線の入口ではこちらが先頭に。ララベルの後ろのユヅルノオンガエシは苦しくなりましたが,ティーズアライズはミラクルフラワーとララベルの間を割り,内からララベルに急接近。この2頭がほとんど並んでゴールイン。写真判定の結果はララベルの優勝で,ハナ差の2着にティーズアライズ。外を伸びたリボンスティックが1馬身4分の1差で3着。
優勝したララベルはローレル賞から連勝で南関東重賞2勝目。今日は前走より格段に相手が強化していて,厳しいのではないかとみていたのですが,これがとんだ見当違い。僕が見立てていたよりかなり高い能力を有する馬でした。無事にいけば来年のクラシック戦線で活躍できる馬なのは間違いなさそうです。父はゴールドアリュール。6代母の半姉がディープディーンの祖母になります。
騎乗した大井の真島大輔騎手はローレル賞以来の南関東重賞制覇。東京2歳優駿牝馬は初勝利。管理している大井の荒山勝徳調教師も東京2歳優駿牝馬初勝利。
ライプニッツの形而上学では,実体もそれ自身によって考えられ得るようなものであってはならなかったのです。これによって,ライプニッツによる疑問の意図が,具体的に明らかになったといえるでしょう。スピノザは実体はそれ自身によって概念されると定義しています。ライプニッツにとって,この定義こそが最大の問題だったのです。このゆえに,第一部定理五に対するライプニッツの疑問は,本質的に第一部定義三に対する疑問であったと解するべきです。だから僕は今回のテーマを第一部定義三としたのです。そしてそのうち,ライプニッツが問題視したと思われる部分,定義の後半部分だけを,考察の中心に据えることとしたのです。
ここでいま一度,実体と属性の間の形而上学をどう前提するかを確認しておく必要があります。
何度もいっているように,スピノザ形而上学では,実体と属性の区別は理性的区別です。いい換えれば,実体の観念対象ideatumとその実体の属性のideatumは同一です。一方,デカルト形而上学は,明らかにそうはなっていません。比喩的にいうならば,この形而上学では,属性というのが実体の所有物であるかのように規定されています。ライプニッツ形而上学については詳しく検討しませんので,この点が明確でなくても,考察には影響しないということを明らかにしておきます。
まず,もしもライプニッツがスピノザ形而上学に同意するなら,これは何も考える必要はありません。この場合,実体がそれ自身によって考えられないということと,属性がそれ自身によって考えられないということは,同一の事柄を異なった面からいっているにすぎないこととなるからです。
しかし,ライプニッツがデカルト形而上学の立場を選択しても,問題とはならないのです。なぜなら,実体がそれ自身によって考えられ得ないのであれば,あたかもその所有物であるように規定される属性も,やはりそれ自身によっては考えられ得ないであろうからです。所有者なしに考えられない所有物がそれ自身によって概念されるためには,少なくともその所有者がそれ自身で概念される必要があるであろうからです。
ロイヤルパレードはダッシュが鈍く,後方に置かれました。逃げたのはネガティヴで,絶好の発走だったミラクルフラワーが2番手。その後ろがゼッタイリョウイキとララベル。さらにティーズアライズとユヅルノオンガエシまでが先行グループ。少し差の開いた好位集団の前がステファニーランとリボンスティック。前半の800mは49秒2でハイペース。
3コーナーを回ると逃げたネガティヴは一杯。ミラクルフラワーが一旦は先頭も,さらに外のララベルの手応えが抜群で,直線の入口ではこちらが先頭に。ララベルの後ろのユヅルノオンガエシは苦しくなりましたが,ティーズアライズはミラクルフラワーとララベルの間を割り,内からララベルに急接近。この2頭がほとんど並んでゴールイン。写真判定の結果はララベルの優勝で,ハナ差の2着にティーズアライズ。外を伸びたリボンスティックが1馬身4分の1差で3着。
優勝したララベルはローレル賞から連勝で南関東重賞2勝目。今日は前走より格段に相手が強化していて,厳しいのではないかとみていたのですが,これがとんだ見当違い。僕が見立てていたよりかなり高い能力を有する馬でした。無事にいけば来年のクラシック戦線で活躍できる馬なのは間違いなさそうです。父はゴールドアリュール。6代母の半姉がディープディーンの祖母になります。
騎乗した大井の真島大輔騎手はローレル賞以来の南関東重賞制覇。東京2歳優駿牝馬は初勝利。管理している大井の荒山勝徳調教師も東京2歳優駿牝馬初勝利。
ライプニッツの形而上学では,実体もそれ自身によって考えられ得るようなものであってはならなかったのです。これによって,ライプニッツによる疑問の意図が,具体的に明らかになったといえるでしょう。スピノザは実体はそれ自身によって概念されると定義しています。ライプニッツにとって,この定義こそが最大の問題だったのです。このゆえに,第一部定理五に対するライプニッツの疑問は,本質的に第一部定義三に対する疑問であったと解するべきです。だから僕は今回のテーマを第一部定義三としたのです。そしてそのうち,ライプニッツが問題視したと思われる部分,定義の後半部分だけを,考察の中心に据えることとしたのです。
ここでいま一度,実体と属性の間の形而上学をどう前提するかを確認しておく必要があります。
何度もいっているように,スピノザ形而上学では,実体と属性の区別は理性的区別です。いい換えれば,実体の観念対象ideatumとその実体の属性のideatumは同一です。一方,デカルト形而上学は,明らかにそうはなっていません。比喩的にいうならば,この形而上学では,属性というのが実体の所有物であるかのように規定されています。ライプニッツ形而上学については詳しく検討しませんので,この点が明確でなくても,考察には影響しないということを明らかにしておきます。
まず,もしもライプニッツがスピノザ形而上学に同意するなら,これは何も考える必要はありません。この場合,実体がそれ自身によって考えられないということと,属性がそれ自身によって考えられないということは,同一の事柄を異なった面からいっているにすぎないこととなるからです。
しかし,ライプニッツがデカルト形而上学の立場を選択しても,問題とはならないのです。なぜなら,実体がそれ自身によって考えられ得ないのであれば,あたかもその所有物であるように規定される属性も,やはりそれ自身によっては考えられ得ないであろうからです。所有者なしに考えられない所有物がそれ自身によって概念されるためには,少なくともその所有者がそれ自身で概念される必要があるであろうからです。