日曜日の桜花賞を勝ったレッツゴードンキの輸入基礎繁殖牝馬は5代母にあたるレディフランダーズ。その祖母のLegendraから続く一族はほかの系統からも日本での活躍馬が輩出しています。2007年のJRA賞で最優秀2歳牡馬に選出されたゴスホークケンと,最優秀4歳以上牝馬に選出されたコイウタは共にこの一族。ファミリーナンバーは4-rで,クヰックランチと同じです。
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レディフランダーズは1969年アメリカ産。社台に輸入され,全繁殖生活を日本で送りました。多くの牝馬を残したので,枝葉は広がったものの,重賞タイトルにはなかなか手が届きませんでした。
レディフランダーズが1979年に産んだのがダイナフランダース。JRAで現在の準オープンに当たるレース3勝を含めての6勝で繁殖入り。彼女も多くの牝馬を産み,そのうちの1頭が1992年産のセンボンザクラ。JRAで現在の1000万2勝を含む4勝。繁殖牝馬となり,2009年のエリザベス女王杯を逃げ切って大穴をあけたクィーンスプマンテの母となりました。これがレディフランダーズ一族の日本での重賞初勝利にして大レース制覇でした。
ダイナフランダースの初仔はフリースピリットという牝馬で3戦未勝利。その1996年の産駒のエリットビーナスも3戦して2着3回でしたが,繁殖牝馬としては優秀。初仔がJRA3勝,2番仔がJRA5勝,3番仔もJRA3勝,4番仔もJRA3勝。2番仔以降はいずれも牝馬で,すべて繁殖入り。レッツゴードンキは2番仔であるマルトクの産駒。一族の重賞2勝目も,大レース制覇でした。
牝馬が多く産まれていて,大レースの勝ち馬2頭も牝馬。一族はむしろこれから繁栄していくという可能性すらありそうです。
スピノザ主義において,必然と不可能がいかなる意味においても対義語を構成すること,いい換えれば,あらゆる事物は必然的に存在しまた作用するか,存在することも作用することも不可能であるということを,ライプニッツが部分的には認めているのは,それが真理と非真理に関係する場合です。
命題文の主語が述語を正確に含むとき,ライプニッツはそれが真理であると規定します。そしてこのように規定された真理に関しては,無限に多くあるモナドすなわち可能世界のすべてで実現します。他面からいえば,この真理に反する非真理が表現されるような可能世界は実在することが不可能です。
これでみればスピノザ主義が何を主張しているかは明らかでしょう。あらゆる事物が必然であるかそれとも不可能であるかのどちらかであるということは,ライプニッツ主義的にいえば,どんな事物も真理であるか非真理であるかのどちらかであって,真理でも非真理でもないようなことは一切ないといっているのです。
これに対してライプニッツは真偽不明な事柄もあると主張します。神の自由の領域を是認するためにはそれが必要だからです。ですからこれをスピノザ主義で規定すると,スピノザ主義は偶然と可能は単に知性の認識に関連する限りで意味を有するのに対して、ライプニッツは偶然であったり可能であったりすることが実在するといっているのだということになります。スピノザが可能世界を否定し,ライプニッツが肯定するのは,この相違によって最もよく説明できるのかもしれません。
ライプニッツ主義では,どんなモナドの認識も神の認識に依存します。したがって,もしもあらゆるモナドのうちで実現されることがあるとしたなら,そのことの認識は神に依存しなければなりません。つまりライプニッツ主義でいう真理の認識はすべて神に依存します。おそらく非真理の認識は真理の認識に依存するでしょうから,非真理の認識も神に依存するといっていいでしょう。他面からいえば,神は主語が述語を正確に含む命題が真理であるということを認識しているということになります。では,真偽不明の命題に関してはどうでしょうか。
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レディフランダーズは1969年アメリカ産。社台に輸入され,全繁殖生活を日本で送りました。多くの牝馬を残したので,枝葉は広がったものの,重賞タイトルにはなかなか手が届きませんでした。
レディフランダーズが1979年に産んだのがダイナフランダース。JRAで現在の準オープンに当たるレース3勝を含めての6勝で繁殖入り。彼女も多くの牝馬を産み,そのうちの1頭が1992年産のセンボンザクラ。JRAで現在の1000万2勝を含む4勝。繁殖牝馬となり,2009年のエリザベス女王杯を逃げ切って大穴をあけたクィーンスプマンテの母となりました。これがレディフランダーズ一族の日本での重賞初勝利にして大レース制覇でした。
ダイナフランダースの初仔はフリースピリットという牝馬で3戦未勝利。その1996年の産駒のエリットビーナスも3戦して2着3回でしたが,繁殖牝馬としては優秀。初仔がJRA3勝,2番仔がJRA5勝,3番仔もJRA3勝,4番仔もJRA3勝。2番仔以降はいずれも牝馬で,すべて繁殖入り。レッツゴードンキは2番仔であるマルトクの産駒。一族の重賞2勝目も,大レース制覇でした。
牝馬が多く産まれていて,大レースの勝ち馬2頭も牝馬。一族はむしろこれから繁栄していくという可能性すらありそうです。
スピノザ主義において,必然と不可能がいかなる意味においても対義語を構成すること,いい換えれば,あらゆる事物は必然的に存在しまた作用するか,存在することも作用することも不可能であるということを,ライプニッツが部分的には認めているのは,それが真理と非真理に関係する場合です。
命題文の主語が述語を正確に含むとき,ライプニッツはそれが真理であると規定します。そしてこのように規定された真理に関しては,無限に多くあるモナドすなわち可能世界のすべてで実現します。他面からいえば,この真理に反する非真理が表現されるような可能世界は実在することが不可能です。
これでみればスピノザ主義が何を主張しているかは明らかでしょう。あらゆる事物が必然であるかそれとも不可能であるかのどちらかであるということは,ライプニッツ主義的にいえば,どんな事物も真理であるか非真理であるかのどちらかであって,真理でも非真理でもないようなことは一切ないといっているのです。
これに対してライプニッツは真偽不明な事柄もあると主張します。神の自由の領域を是認するためにはそれが必要だからです。ですからこれをスピノザ主義で規定すると,スピノザ主義は偶然と可能は単に知性の認識に関連する限りで意味を有するのに対して、ライプニッツは偶然であったり可能であったりすることが実在するといっているのだということになります。スピノザが可能世界を否定し,ライプニッツが肯定するのは,この相違によって最もよく説明できるのかもしれません。
ライプニッツ主義では,どんなモナドの認識も神の認識に依存します。したがって,もしもあらゆるモナドのうちで実現されることがあるとしたなら,そのことの認識は神に依存しなければなりません。つまりライプニッツ主義でいう真理の認識はすべて神に依存します。おそらく非真理の認識は真理の認識に依存するでしょうから,非真理の認識も神に依存するといっていいでしょう。他面からいえば,神は主語が述語を正確に含む命題が真理であるということを認識しているということになります。では,真偽不明の命題に関してはどうでしょうか。