スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

波の上&保護者会

2016-05-14 19:00:14 | 歌・小説
 「白鳥の歌が聴こえる」を僕がそう多く聴いていないのは,それに託された想いが別にふたつあって,それら各々の想いを代表する曲がそれぞれあるからです。そのふたつの想いとは,何かしてあげたいのだけれどもしてあげられないというもどかしさと,してあげられないことに対する謝罪の想いです。このうち,後者の想いを強く感じた場合には,僕は「白鳥の歌が聴こえる」ではなく「波の上」を聴くのです。
                                    

     遠いエデン行きの貨物船が出る
     帰りそこねたカモメが堕ちる
     手も届かない 波の上


 この曲のこの歌詞の部分が,僕がいう想いを代表します。ただ,僕にはこの部分にはひとつだけ不明な点があるのです。それはこのように歌っている歌い手が,どこに存在するのかということです。
 歌い手は岸壁に立って,エデンに向かう貨物船を見送っていると解することができます。そして波,これは貨物船の航行によって生じる波かもしれませんが,その波の上に堕ちていくカモメを見つめているのかもしれません。
 しかし歌い手はエデンに向かう貨物船に乗っているとも考えられます。つまり船上から,乗り損ねてしまったカモメが堕ちていくのを見つめているのかもしれないのです。
 いずれにしても,カモメは自分の手の届かないところに堕ちていくのです。それを救うことができない悲しみと謝罪とが,この部分に混在していると僕は感じるのです。

 7月3日,金曜日。妹の作業所の保護者会がありました。これは文字通りに作業所に通っている障害者の保護者が集うというもの。とはいっても何か重要な案件について話し合うというようなものではなく,親睦を深めるということが主目的になっています。要するに保護者で集まって昼食を摂るというようなもの。もちろん主目的がそれなのであって,たとえばバザーボランティアの要件などで話し合いが必要な場合には,会合も兼ねています。これは定期的に開催されているもので,母も支障がない限りは参加しています。僕はこの日は屏風ヶ浦で,午後4時頃には帰宅しました。
 7月4日,土曜日。妹の土曜出勤でした。この日はビデオの鑑賞会。ベイマックスを観たようですが,妹にはよく分からなかったのではないかと思えます。
 7月6日,月曜日。この日は内分泌科の通院でした。
 みなと赤十字病院に着いたのは午後12時45分頃でした。いつものように保険証の確認を済ませた後で診察票を機械から出して中央検査室に。このとき,採血を待っていた患者はひとりだけだったのですが,手違いがあったようですぐには検査をすることができませんでした。
 どんな検査をするのかということは,前回の通院のときに,次回の通院日を設定したときに主治医が決定します。この日はその決定されていた検査内容はいつもと同じで何の問題もなかったのですが,外来の患者に対する検査として規定されてなく,入院患者への検査と規定されていたようなのです。僕も入院中に多くの検査を受け,そのうちのいくつかは中央検査室で実施されたので,入院患者がここで検査をする場合があるということはよく知っていました。ですがこのときは通院での検査ですから,外来の患者に対する検査であるというように登録し直す必要が生じたのです。登録自体はコンピュータへの入力ですからそう大変なわけではありません。それでも少し時間が掛かりましたので,とりあえず注射針の処理だけ先に済ませてしまい,検査ができるようになるまで少しだけ待つことになりました。患者が増えることはなかったので,先に採血し,後から採尿しています。
コメント
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