昨晩の第8回川崎マイラーズ。
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先手を奪う可能性もあるとみていたブルーチッパーは発馬でやや後手を踏みました。まず先頭に立ったセイントメモリーを大外のレガルスイが交わしてこの馬の逃げに。これも考えられた展開のひとつ。発走後の長い直線で外を追い上げたブルーチッパーが1馬身差の2番手。半馬身差で内に控えたセイントメモリーが3番手に。ジェネラルグラント,シンキングマシーン,モンサンカノープスの順で続きバーンザワールドとミラーコロが並んで追走。前半の800mは50秒8のミドルペース。
3コーナーを回るとレガルスイが後ろを離していき,ブルーチッパーはここで脱落。ジェネラルグラントとモンサンカノープスが並んで2番手に上がりましたが,ジェネラルグラントも脱落してモンサンカノープスが単独の2番手に上がって直線に。逃げたレガルスイと追ったモンサンカノープスが後ろに水を開け,優勝争いはこの2頭。ゴール前で計ったように捕えたモンサンカノープスが優勝。半馬身差の2着にレガルスイ。直線で馬群を割って伸びたバーンザワールドが,自身の直後から大外を伸びたポイントプラスとの末脚比べを制して1馬身半差の3着。
優勝したモンサンカノープスは一昨年の11月までJRAで走り1勝。昨年7月に南関東初戦を迎え,2着になった後,8月のB3二組の特別戦から今年1月のオープン特別まで7連勝。その後の2戦は負けましたが前走のオープン特別をまた勝っていました。この戦績なら南関東重賞制覇は目前にまで迫っていたといえ,ここはブルーチッパー以外には近況と実績から上位。ブルーチッパーも弱点を抱えている馬なので,チャンスはあると考えていました。現状の能力でも南関東重賞で通用しますが,さらに強くなる可能性を秘めた馬だと思います。父はアグネスデジタル。7代母がアグサンとサトルチェンジの3代母にあたります。Canopusは星の名前。
騎乗した大井の矢野貴之騎手はニューイヤーカップ以来の南関東重賞制覇。川崎マイラーズは初勝利。管理している船橋の川島正一調教師は第5回以来3年ぶりの川崎マイラーズ2勝目。
第二部定理一九と第二部定理二七によって明らかになるのは,現実的に存在する人間は,自分の身体の本性を十全に認識することができないということです。そして第二部定理二三と第二部定理二九から,自分の精神の本性についても同じことがいえます。すなわち現実的に存在する人間は,自分自身の本性,自分の身体の本性も自分の精神の本性も十全には認識し得ないのです。
理性は精神の能動に属します。したがって人間が自分の理性によって何かを認識するということがあれば,その認識によって発生する観念は十全な観念でなければなりません。しかるに現実的に存在する人間は自分の本性の十全な観念を有することはできないのです。よって現実的に存在する人間による自分の本性の認識は,その人間の理性の本性には属さない,いい換えれば理性によって認識される対象には属さないということになります。
第五部定理二二は,現実的に存在する人間の本性を永遠の相の下に表現する観念が神のうちに存在するということを示します。そしてこのことは現実的に存在する人間の理性によっても認識することが可能です。ですがこれは同時に,現実的に存在する人間による自分の身体の本性の十全な認識に関するある限界点を示しているともいえます。つまり現実的に存在する人間が自分の身体の本性に関して十全に認識することができるのはここまでなのです。要するに現実的に存在する人間は,自分の身体の本性が神のうちで永遠の相の下に表現されるということまでは十全に認識できるのですが,永遠の相の下に表現されているその観念がどのような観念であるのかまでは十全には認識することができないのです。スピノザがそのように考えていることは,次の第五部定理二三で,その観念が「あるものaliquid」といわれて具体的には措定されていないことから明らかだといえるでしょう。
ここから理解できるのは,現実的に存在する人間の精神は,自分の本性を十全に認識することができないので,もしその現実的本性が変化するということは認識し得たとしても,それがどう変化するかということまでは十全に認識し得ないということです。
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先手を奪う可能性もあるとみていたブルーチッパーは発馬でやや後手を踏みました。まず先頭に立ったセイントメモリーを大外のレガルスイが交わしてこの馬の逃げに。これも考えられた展開のひとつ。発走後の長い直線で外を追い上げたブルーチッパーが1馬身差の2番手。半馬身差で内に控えたセイントメモリーが3番手に。ジェネラルグラント,シンキングマシーン,モンサンカノープスの順で続きバーンザワールドとミラーコロが並んで追走。前半の800mは50秒8のミドルペース。
3コーナーを回るとレガルスイが後ろを離していき,ブルーチッパーはここで脱落。ジェネラルグラントとモンサンカノープスが並んで2番手に上がりましたが,ジェネラルグラントも脱落してモンサンカノープスが単独の2番手に上がって直線に。逃げたレガルスイと追ったモンサンカノープスが後ろに水を開け,優勝争いはこの2頭。ゴール前で計ったように捕えたモンサンカノープスが優勝。半馬身差の2着にレガルスイ。直線で馬群を割って伸びたバーンザワールドが,自身の直後から大外を伸びたポイントプラスとの末脚比べを制して1馬身半差の3着。
優勝したモンサンカノープスは一昨年の11月までJRAで走り1勝。昨年7月に南関東初戦を迎え,2着になった後,8月のB3二組の特別戦から今年1月のオープン特別まで7連勝。その後の2戦は負けましたが前走のオープン特別をまた勝っていました。この戦績なら南関東重賞制覇は目前にまで迫っていたといえ,ここはブルーチッパー以外には近況と実績から上位。ブルーチッパーも弱点を抱えている馬なので,チャンスはあると考えていました。現状の能力でも南関東重賞で通用しますが,さらに強くなる可能性を秘めた馬だと思います。父はアグネスデジタル。7代母がアグサンとサトルチェンジの3代母にあたります。Canopusは星の名前。
騎乗した大井の矢野貴之騎手はニューイヤーカップ以来の南関東重賞制覇。川崎マイラーズは初勝利。管理している船橋の川島正一調教師は第5回以来3年ぶりの川崎マイラーズ2勝目。
第二部定理一九と第二部定理二七によって明らかになるのは,現実的に存在する人間は,自分の身体の本性を十全に認識することができないということです。そして第二部定理二三と第二部定理二九から,自分の精神の本性についても同じことがいえます。すなわち現実的に存在する人間は,自分自身の本性,自分の身体の本性も自分の精神の本性も十全には認識し得ないのです。
理性は精神の能動に属します。したがって人間が自分の理性によって何かを認識するということがあれば,その認識によって発生する観念は十全な観念でなければなりません。しかるに現実的に存在する人間は自分の本性の十全な観念を有することはできないのです。よって現実的に存在する人間による自分の本性の認識は,その人間の理性の本性には属さない,いい換えれば理性によって認識される対象には属さないということになります。
第五部定理二二は,現実的に存在する人間の本性を永遠の相の下に表現する観念が神のうちに存在するということを示します。そしてこのことは現実的に存在する人間の理性によっても認識することが可能です。ですがこれは同時に,現実的に存在する人間による自分の身体の本性の十全な認識に関するある限界点を示しているともいえます。つまり現実的に存在する人間が自分の身体の本性に関して十全に認識することができるのはここまでなのです。要するに現実的に存在する人間は,自分の身体の本性が神のうちで永遠の相の下に表現されるということまでは十全に認識できるのですが,永遠の相の下に表現されているその観念がどのような観念であるのかまでは十全には認識することができないのです。スピノザがそのように考えていることは,次の第五部定理二三で,その観念が「あるものaliquid」といわれて具体的には措定されていないことから明らかだといえるでしょう。
ここから理解できるのは,現実的に存在する人間の精神は,自分の本性を十全に認識することができないので,もしその現実的本性が変化するということは認識し得たとしても,それがどう変化するかということまでは十全に認識し得ないということです。