第24回クラスターカップ。
前に行こうとしたのは4頭。枠なりにヒロシゲゴールドの逃げとなり,2番手にコパノキッキング,3番手にラブバレット,4番手にメイショウアイアンという順になりました。少しだけ差があって5番点はブルドッグボスとノボバカラ。7番手にショコラブラン,メイショウオセアン,ヤマニンアンプリメの3頭。10番手にアシャカダイキ。11番手がポッドジョイとミスティカル。13番手にシャドウパーティーで最後尾にイッセイイチダイという隊列。前半の600mは34秒2のミドルペース。
先行4頭のうちメイショウアイアンが早々に脱落し,残る3頭が雁行でコーナーを通過。内からブルドッグボス,外を捲ってヤマニンアンプリメが追い上げてきました。直線は逃げるヒロシゲゴールドとマークしていたコパノキッキング,そして大外から脚を伸ばしてきたヤマニンアンプリメの3頭による争いに。ヒロシゲゴールドはコパノキッキングの追撃は振り切りましたが,ヤマニンアンプリメの差し脚には抵抗できず,まとめて差し切ったヤマニンアンプリメが優勝。逃げ粘ったヒロシゲゴールドが1馬身差で2着。コパノキッキングが2馬身差で3着。
優勝したヤマニンアンプリメは北海道スプリントカップからの連勝で重賞2勝目。ここは東京スプリントの上位馬と北海道スプリントカップの上位馬による争い。レース全体のレベルは東京スプリントの方が上だったと思いますが,ヤマニンアンプリメは北海道スプリントカップが3馬身差の快勝でしたから,互角に戦えるかもしれないと考えていました。必ずしも末脚型に有利な展開だったわけではありませんから,現状の力量で東京スプリントの上位馬を上回っているとみてよさそうです。距離も1200mの方が1400mよりもよいのかもしれません。母の9つ上の半兄に1989年にデイリー杯3歳ステークス,1991年にアルゼンチン共和国杯,1992年に目黒記念を勝ったヤマニングローバル。Imprimeはフランス語で印刷する。
騎乗した岩田康誠騎手と管理している長谷川浩大調教師はクラスターカップ初勝利。
第一部定理七の本性naturaに存在existentiaが属するというのは,第一部定義一の本性が存在を含むessentia involvit existentiamというのと同じです。よって第一部定理七がいっているのは,実体substantiaは自己原因causa suiであるということです。また,属性attributumの身分は実体の身分と同じでなければならず,しかもその理由は第一部定義四により,属性は実体の本性essentiamであるということなので,属性も自己原因でなければならないことになります。
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第一部定理二九備考の所産的自然Natura Naturataについて説明している部分は,それが神Deusの本性あるいは神の属性の必然性necessitasから生起するとされています。したがって,これは外部に原因を有するという意味になるので,自己原因ではありません。つまり,能産的自然Natura Naturansは自己原因であり,所産的自然は自己原因ではなく,外部に原因を有するという相違があることも分かります。そして『知性改善論Tractatus de Intellectus Emendatione』における分類では,創造されるものが所産的自然に該当し,創造されないものは能産的自然に該当するのですから,実際にここでされている分類は,外部に原因を有するものの定義Definitioと,自己原因であるものの定義という分類であると考えて差し支えないことになります。
僕はこうしたことを前提として,スピノザの哲学において定義がいかなるものであるのかということについての結論を出しています。僕の目的は,あくまでもスピノザの哲学の中においての定義とはいかなるものであるかということの結論を出すということなので,このように『知性改善論』の考え方に『エチカ』の考え方をミックスさせても問題はない筈です。というよりも,むしろ積極的にそのようにするべきであるというように僕は考えます。『知性改善論』が『エチカ』より前に書かれたということは確定してよいことなので,先に書かれた『知性改善論』の議論を後に書かれた『エチカ』によって補うということは,スピノザの哲学を正しく理解するためには必要なことだと僕は考えるからです。
なので,僕がこのような方法で定義に関する結論を出したことは問題ない,いい換えればこのような方法によって出された結論であるからこそ正確性を有するのだと僕は考えます。ですが,『知性改善論』が何をいっているかはこれとは別です。
前に行こうとしたのは4頭。枠なりにヒロシゲゴールドの逃げとなり,2番手にコパノキッキング,3番手にラブバレット,4番手にメイショウアイアンという順になりました。少しだけ差があって5番点はブルドッグボスとノボバカラ。7番手にショコラブラン,メイショウオセアン,ヤマニンアンプリメの3頭。10番手にアシャカダイキ。11番手がポッドジョイとミスティカル。13番手にシャドウパーティーで最後尾にイッセイイチダイという隊列。前半の600mは34秒2のミドルペース。
先行4頭のうちメイショウアイアンが早々に脱落し,残る3頭が雁行でコーナーを通過。内からブルドッグボス,外を捲ってヤマニンアンプリメが追い上げてきました。直線は逃げるヒロシゲゴールドとマークしていたコパノキッキング,そして大外から脚を伸ばしてきたヤマニンアンプリメの3頭による争いに。ヒロシゲゴールドはコパノキッキングの追撃は振り切りましたが,ヤマニンアンプリメの差し脚には抵抗できず,まとめて差し切ったヤマニンアンプリメが優勝。逃げ粘ったヒロシゲゴールドが1馬身差で2着。コパノキッキングが2馬身差で3着。
優勝したヤマニンアンプリメは北海道スプリントカップからの連勝で重賞2勝目。ここは東京スプリントの上位馬と北海道スプリントカップの上位馬による争い。レース全体のレベルは東京スプリントの方が上だったと思いますが,ヤマニンアンプリメは北海道スプリントカップが3馬身差の快勝でしたから,互角に戦えるかもしれないと考えていました。必ずしも末脚型に有利な展開だったわけではありませんから,現状の力量で東京スプリントの上位馬を上回っているとみてよさそうです。距離も1200mの方が1400mよりもよいのかもしれません。母の9つ上の半兄に1989年にデイリー杯3歳ステークス,1991年にアルゼンチン共和国杯,1992年に目黒記念を勝ったヤマニングローバル。Imprimeはフランス語で印刷する。
騎乗した岩田康誠騎手と管理している長谷川浩大調教師はクラスターカップ初勝利。
第一部定理七の本性naturaに存在existentiaが属するというのは,第一部定義一の本性が存在を含むessentia involvit existentiamというのと同じです。よって第一部定理七がいっているのは,実体substantiaは自己原因causa suiであるということです。また,属性attributumの身分は実体の身分と同じでなければならず,しかもその理由は第一部定義四により,属性は実体の本性essentiamであるということなので,属性も自己原因でなければならないことになります。
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第一部定理二九備考の所産的自然Natura Naturataについて説明している部分は,それが神Deusの本性あるいは神の属性の必然性necessitasから生起するとされています。したがって,これは外部に原因を有するという意味になるので,自己原因ではありません。つまり,能産的自然Natura Naturansは自己原因であり,所産的自然は自己原因ではなく,外部に原因を有するという相違があることも分かります。そして『知性改善論Tractatus de Intellectus Emendatione』における分類では,創造されるものが所産的自然に該当し,創造されないものは能産的自然に該当するのですから,実際にここでされている分類は,外部に原因を有するものの定義Definitioと,自己原因であるものの定義という分類であると考えて差し支えないことになります。
僕はこうしたことを前提として,スピノザの哲学において定義がいかなるものであるのかということについての結論を出しています。僕の目的は,あくまでもスピノザの哲学の中においての定義とはいかなるものであるかということの結論を出すということなので,このように『知性改善論』の考え方に『エチカ』の考え方をミックスさせても問題はない筈です。というよりも,むしろ積極的にそのようにするべきであるというように僕は考えます。『知性改善論』が『エチカ』より前に書かれたということは確定してよいことなので,先に書かれた『知性改善論』の議論を後に書かれた『エチカ』によって補うということは,スピノザの哲学を正しく理解するためには必要なことだと僕は考えるからです。
なので,僕がこのような方法で定義に関する結論を出したことは問題ない,いい換えればこのような方法によって出された結論であるからこそ正確性を有するのだと僕は考えます。ですが,『知性改善論』が何をいっているかはこれとは別です。