28日に文京区で指された第10期女流王座戦五番勝負第一局。対戦成績は西山朋佳女流王座が10勝,里見香奈女流名人が8勝。これはNHK杯の予選を含んでいます。
リコーのCEOによる振駒で里見名人の先手になり中飛車。後手も中飛車の相中飛車。その後,先手が飛車を2筋に戻したので,先手の居飛車に後手の中飛車のような戦型に進みました。中盤に入る前の先手の方針がちぐはぐであったために,先に仕掛けた後手が有利に。しかし終盤の寄せ合いの段階で手順前後のミスがあり,局面自体は逆転して先手の勝ちになりました。ですが終局の直前でもう一波乱。
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6七の馬が移動して王手が掛かった局面。合駒を打たなければ簡単な詰みです。よって銀を打つか桂馬を打つかの二者択一。実戦は☗4六桂と打ったために☖同馬☗同玉☖3五銀で先手の投了となりました。桂馬を渡さなければ先手玉は詰みませんので,☗4六銀打と打っておけば先手が有望で,おそらく勝ちだったでしょう。
西山王座が先勝。第二局は来月10日です。
聖路加国際病院というのは東京メトロの日比谷線の築地駅の近くです。僕の家から日比谷線に乗るのはそんなに簡単ではありませんが,京浜急行から直通している都営浅草線の東銀座駅からでも歩くことができます。これに対して聖マリアンナ医科大病院というのは,川崎市内とはいえ,どこかの駅から歩いていかれるような場所にはありません。僕の家から行くとすれば,横浜市営地下鉄のあざみ野駅からバスが出ていましたので,そのように行くのが最短ルートです。僕の家は横浜市内でいえば海に近い場所です。あざみ野というのは横浜市の青葉区内で,これは横浜市内でいえば最も海からは遠いところで,聖マリアンナ医科大学病院がある川崎市や東京都の町田市と接している地域です。築地というのは海の近くですから,単純に直線距離だけでいってもふたつの病院はさほど変わりません。ですから駅からの利便性というのを考慮すれば,僕にとっては明らかに聖路加国際病院に行く方が楽でした。あざみ野駅から聖マリアンナ医科大病院までのバスの所要時間がどれほどであるのかは分かりませんでしたが,もし見舞いに行くとすれば半日を潰すことを覚悟しなければなりませんでした。ですから叔父は従妹が入っている病室まで教えてくれましたが,僕はすぐには見舞いには行かなかったのです。
これは後から分かったことですが,このとき従妹が入った病室は,緩和ケア病棟でした。叔父は病室の番号は教えてくれたのですが,それが緩和ケア病棟であるということは僕には言わなかったのです。あるいは叔父もこのときにはそのことを知らされていなかったのかもしれません。
12月10日の従妹との電話の中では,僕は両親が共に緩和病棟で最期を迎えたということを伝えました。従妹は脳腫瘍のために放射線治療を行っていたのですが,母はその放射線治療が辛かったためにそれを断念し,最後は自分の希望で緩和ケア病棟に入りましたので,この話は自然な流れの中で出てきたのです。緩和病棟というのは本人が希望しなければ入ることができませんから,従妹はそれを希望したのでしょう。ただ,それに僕の話が影響を与えたのか否かは分かりません。
リコーのCEOによる振駒で里見名人の先手になり中飛車。後手も中飛車の相中飛車。その後,先手が飛車を2筋に戻したので,先手の居飛車に後手の中飛車のような戦型に進みました。中盤に入る前の先手の方針がちぐはぐであったために,先に仕掛けた後手が有利に。しかし終盤の寄せ合いの段階で手順前後のミスがあり,局面自体は逆転して先手の勝ちになりました。ですが終局の直前でもう一波乱。
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6七の馬が移動して王手が掛かった局面。合駒を打たなければ簡単な詰みです。よって銀を打つか桂馬を打つかの二者択一。実戦は☗4六桂と打ったために☖同馬☗同玉☖3五銀で先手の投了となりました。桂馬を渡さなければ先手玉は詰みませんので,☗4六銀打と打っておけば先手が有望で,おそらく勝ちだったでしょう。
西山王座が先勝。第二局は来月10日です。
聖路加国際病院というのは東京メトロの日比谷線の築地駅の近くです。僕の家から日比谷線に乗るのはそんなに簡単ではありませんが,京浜急行から直通している都営浅草線の東銀座駅からでも歩くことができます。これに対して聖マリアンナ医科大病院というのは,川崎市内とはいえ,どこかの駅から歩いていかれるような場所にはありません。僕の家から行くとすれば,横浜市営地下鉄のあざみ野駅からバスが出ていましたので,そのように行くのが最短ルートです。僕の家は横浜市内でいえば海に近い場所です。あざみ野というのは横浜市の青葉区内で,これは横浜市内でいえば最も海からは遠いところで,聖マリアンナ医科大学病院がある川崎市や東京都の町田市と接している地域です。築地というのは海の近くですから,単純に直線距離だけでいってもふたつの病院はさほど変わりません。ですから駅からの利便性というのを考慮すれば,僕にとっては明らかに聖路加国際病院に行く方が楽でした。あざみ野駅から聖マリアンナ医科大病院までのバスの所要時間がどれほどであるのかは分かりませんでしたが,もし見舞いに行くとすれば半日を潰すことを覚悟しなければなりませんでした。ですから叔父は従妹が入っている病室まで教えてくれましたが,僕はすぐには見舞いには行かなかったのです。
これは後から分かったことですが,このとき従妹が入った病室は,緩和ケア病棟でした。叔父は病室の番号は教えてくれたのですが,それが緩和ケア病棟であるということは僕には言わなかったのです。あるいは叔父もこのときにはそのことを知らされていなかったのかもしれません。
12月10日の従妹との電話の中では,僕は両親が共に緩和病棟で最期を迎えたということを伝えました。従妹は脳腫瘍のために放射線治療を行っていたのですが,母はその放射線治療が辛かったためにそれを断念し,最後は自分の希望で緩和ケア病棟に入りましたので,この話は自然な流れの中で出てきたのです。緩和病棟というのは本人が希望しなければ入ることができませんから,従妹はそれを希望したのでしょう。ただ,それに僕の話が影響を与えたのか否かは分かりません。