スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

テレ玉杯オーバルスプリント&ルール

2021-09-23 19:20:10 | 地方競馬
 第32回テレ玉杯オーバルスプリント
 押してアランバローズがハナへ。3馬身差の2番手にテイエムサウスダン。2馬身差の3番手にグランドボヌール。4番手にティーズダンク。3馬身差でアンティノウスとダノンレジーナ。2馬身差でベストマッチョとラプタス。2馬身差でトロヴァオ。3馬身差でカツジとサクセスエナジー。2馬身差の最後尾にハイランドピークととても縦に長い隊列。最初の600mは34秒9のハイペース。
 向正面でアランバローズとの差を詰めていったテイエムサウスダンが,3コーナーを回ると外からアランバローズの前に出て先頭に。3番手以下は離れ,内からティーズダンクが追い上げてきました。直線に入るとアランバローズは一杯になり,テイエムサウスダンが抜け出して快勝。直線はアランバローズの外に出したティーズダンクが2馬身差で2着。アンティノウスもよく脚を伸ばしましたが,ぎりぎりで粘ったアランバローズが5馬身差の3着。アンティノウスはハナ差で4着。
 優勝したテイエムサウスダン黒船賞以来の勝利で重賞3勝目。このレースはラプタスとアランバローズの先行争いが第一の注目点でしたが,ラプタスが飛び上がるような発馬になってしまったため,アランバローズが難なく先手を奪いました。ところが発馬後に押していたためにオーバーペースに。このためにアランバローズに近い位置でレースをしていた馬に展開が向きました。ほかの馬と比べたとき,テイエムサウスダンの55キロというのは恵まれていたのも確かでしょうし,枠がアランバローズよりも外だったのも有利に働いたと思います。父はサウスヴィグラス
 騎乗した岩田康誠騎手と管理してる飯田雄三調教師はテレ玉杯オーバルスプリント初勝利。

 近藤が直感は理論よりも優れている理由としてあげている答えが出る速さは,スピノザが第三種の認識cognitio tertii generisが第二種の認識cognitio secundi generisよりも優れている理由のひとつとしてあげている,明瞭さ,方法としての明瞭さに重なり合う部分があります。逆にいえば,精神の眼によって一瞥の下にものを認識するcognoscereということは,それが一瞥の下であるということによって,認識としての優秀性を担保しているといえるのです。
                                        
 一方で,理論の麻雀と直感の麻雀というのは,一種の理念型のようなものであって,実際にはそのふたつが融合して麻雀というゲームは進んでいくと近藤はいっています。これは麻雀というゲームはだれがやってもそのように進んでいくとはいいきれないと思うので,近藤は麻雀をそのように進めていると解した方がいいでしょう。その例が著書ではいくつか挙げられていますが,そこに踏み込むためには,麻雀というゲームの基本的なルールと,そのルールから生じるゲームそのものの性質の把握が必要なので,その点だけ僕が簡単に説明します。
 実は麻雀というゲームには統一されたルールがありません。基本的な点でさえ相違があります。しかしここではそこまで考えなくても大丈夫です。どんなルールであっても共通な点だけを把握すれば十分だからです。
 麻雀は3人か4人でプレイするゲームです。ただし著書では4人でのプレイだけが取り上げられていますから,4人でするとしておきます。この4人が,得点を争い,高得点の人から順に1位から4位までが決定されます。このとき,この得点というのは,絶対的なものではなく相対的なものです。つまり,ゲームの途中でだれかが得点を獲得すると,その分だけだれかが得点を失うことになるということです。ゲームが開始される時点で,各々のプレイヤーには原点といわれる得点が平等に与えられています。原点が何点であるかも統一されていませんが,たとえばそれが25000点であれば,ゲームのボードに該当する卓の中には4人で100000点の得点があることになり,この得点を4人のプレイヤーで奪い合う形でゲームが進行します。この基本的なルールは,4人の場合でも3人の場合でも同様です。
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