第五部定理四系を論証するときに,僕は第三部定義三を援用しました。しかし実際のスピノザの説明では,感情の総括的定義に訴求されています。これは第三部諸感情の定義の最後に付されているものです。やや長くなりますが,今後の利便性を上昇させるために,ここで紹介しておきます。
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「精神の受動状態と言われる感情は,ある混乱した観念-精神がそれによって自己の身体あるいはその一部分について,以前より大なるあるいは小なる存在力を肯定するような,また精神自身がそれの現在によってあるものを他のものよりいっそう多く思惟するように決定されるような,ある混乱した観念である」。
この後に長い説明がありますが,ここでは僕の方からいくつかの注意を加えておきます。
まず,第三部定義三によれば,感情affectusというのは現実的に存在するある人間の身体humanum corpusの状態と精神mensの状態いい換えればその身体の状態の観念ideaの両方を意味することになっています。しかしこの総括的定義においては,現実的に存在するある人間の精神の状態だけに言及されています。これはこの定義Definitioの冒頭が,精神の,と始まっていることから明らかです。ですからこの定義は,第三部定義三に比べた場合には,限定的な定義であるということになります。いい換えるなら,この総括的定義は,感情の定義である第三部定義三の一部であるということになります。
もうひとつ,第三部定理五八によれば,感情は受動passioであるとは限らず,能動actioである場合もあります。しかしこの総括的定義で言及されているのは,受動的な感情だけです。これもこの定義の冒頭で,精神の受動状態と言われる感情,といわれていることから明らかです。つまりこの総括的定義は,この意味においても限定的であることになります。第三部定理五八でいわれる感情は,第三部定義三でいわれている感情ですが,この総括的定義でいわれている感情は,第三部定義三でいわれている定義のうち,受動的な感情だけであるということになります。
5月29日,土曜日。この日は土曜レクリエーションが予定されていました。なのでこの週は妹を迎えにはいきませんでした。ただこのときの神奈川県は新型コロナウイルスの蔓延防止措置の適用期間にあたっていましたので,その影響で中止になっています。土曜レクリエーションが中止になった場合は,妹は通所施設には通わず,グループホームで1日を過ごすことになります。
5月31日,月曜日。内分泌科の通院の日でした。
病院に到着したのは午後2時10分でした。この日の中央検査室は,僕の前に6人の患者が採血を待っていました。なので先に採尿をすませ,その後で採血をしました。この日は使用済みの注射針は持参していませんでした。
診察が開始になったのは午後3時20分でした。HbA1cは7.3%でした。4月の通院のときに注射するインスリンの量を減らしたのですが,HbA1cは下がっていました。低血糖も全体の0.9%と,問題になるほど大きいわけではありません。なので現状の措置をそのまま継続するということに決まりました。
主治医の方から,新型コロナウイルスのワクチンは,なるべく早く打つようにという指示がありました。横浜市では,接種券が送付されてから予約をするという規則になっていました。この時点では僕の接種券はまだ送付されていませんでしたので,すぐに何かをすることができたというわけではありません。ただ僕はⅠ型糖尿病の患者で,これは基礎疾患があるということになります。接種券が送付されたとしても,一定の条件を満たさないと接種することができないということも規則としてありましたが,僕は同年代の人よりは早い段階で接種の条件を満たすことが見込めました。
それから主治医は7月から3ヶ月の間,北海道の診療所に出張することが決まったと伝えられました。これはもしかしたら新型コロナウイルスの蔓延による,各地の医師の不足と関係していたのかもしれません。なので主治医が不在の3ヶ月間については,別の医師が診察を当するとのことでした。前もっていっておきますが,この代行になった医師は,今年の4月から正式な主治医になる予定です。
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「精神の受動状態と言われる感情は,ある混乱した観念-精神がそれによって自己の身体あるいはその一部分について,以前より大なるあるいは小なる存在力を肯定するような,また精神自身がそれの現在によってあるものを他のものよりいっそう多く思惟するように決定されるような,ある混乱した観念である」。
この後に長い説明がありますが,ここでは僕の方からいくつかの注意を加えておきます。
まず,第三部定義三によれば,感情affectusというのは現実的に存在するある人間の身体humanum corpusの状態と精神mensの状態いい換えればその身体の状態の観念ideaの両方を意味することになっています。しかしこの総括的定義においては,現実的に存在するある人間の精神の状態だけに言及されています。これはこの定義Definitioの冒頭が,精神の,と始まっていることから明らかです。ですからこの定義は,第三部定義三に比べた場合には,限定的な定義であるということになります。いい換えるなら,この総括的定義は,感情の定義である第三部定義三の一部であるということになります。
もうひとつ,第三部定理五八によれば,感情は受動passioであるとは限らず,能動actioである場合もあります。しかしこの総括的定義で言及されているのは,受動的な感情だけです。これもこの定義の冒頭で,精神の受動状態と言われる感情,といわれていることから明らかです。つまりこの総括的定義は,この意味においても限定的であることになります。第三部定理五八でいわれる感情は,第三部定義三でいわれている感情ですが,この総括的定義でいわれている感情は,第三部定義三でいわれている定義のうち,受動的な感情だけであるということになります。
5月29日,土曜日。この日は土曜レクリエーションが予定されていました。なのでこの週は妹を迎えにはいきませんでした。ただこのときの神奈川県は新型コロナウイルスの蔓延防止措置の適用期間にあたっていましたので,その影響で中止になっています。土曜レクリエーションが中止になった場合は,妹は通所施設には通わず,グループホームで1日を過ごすことになります。
5月31日,月曜日。内分泌科の通院の日でした。
病院に到着したのは午後2時10分でした。この日の中央検査室は,僕の前に6人の患者が採血を待っていました。なので先に採尿をすませ,その後で採血をしました。この日は使用済みの注射針は持参していませんでした。
診察が開始になったのは午後3時20分でした。HbA1cは7.3%でした。4月の通院のときに注射するインスリンの量を減らしたのですが,HbA1cは下がっていました。低血糖も全体の0.9%と,問題になるほど大きいわけではありません。なので現状の措置をそのまま継続するということに決まりました。
主治医の方から,新型コロナウイルスのワクチンは,なるべく早く打つようにという指示がありました。横浜市では,接種券が送付されてから予約をするという規則になっていました。この時点では僕の接種券はまだ送付されていませんでしたので,すぐに何かをすることができたというわけではありません。ただ僕はⅠ型糖尿病の患者で,これは基礎疾患があるということになります。接種券が送付されたとしても,一定の条件を満たさないと接種することができないということも規則としてありましたが,僕は同年代の人よりは早い段階で接種の条件を満たすことが見込めました。
それから主治医は7月から3ヶ月の間,北海道の診療所に出張することが決まったと伝えられました。これはもしかしたら新型コロナウイルスの蔓延による,各地の医師の不足と関係していたのかもしれません。なので主治医が不在の3ヶ月間については,別の医師が診察を当するとのことでした。前もっていっておきますが,この代行になった医師は,今年の4月から正式な主治医になる予定です。