昨晩の第27回マリーンカップ。
ナンヨーアイボリーは立ち上がってしまい2馬身の不利。逃げたのはチェイスザドリームで向正面に入るあたりで4馬身くらいのリードになりました。2番手がペルアアとリネンファッション。この後ろは7馬身くらいの差がつき,オーロラテーラー,レディオスター,サルサレイア,レディバグの順で続きました。また3馬身くらいの差があってナンヨーアイボリー,ナラ。4馬身差でクレールアドレとハナウタマジリ。4馬身差の最後尾にミスティネイルというかなり縦長の隊列。前半の800mは50秒1のミドルペース。
3コーナーを回ってペルアアがチェイスザドリームに並び掛けていくと,リネンファッションは徐々に離されていきました。直線に入るとすぐにペルアアが単独の先頭に。そのまま楽々と抜け出して快勝。外から追い込んできたレディバグが5馬身差で2着。逃げたチェイスザドリームは一杯になり,直線に入るとまたリネンファッションが差を詰めてきました。さらに大外からナンヨーアイボリーが追ってきて3頭の3着争い。制したのは大外のナンヨーアイボリーで4馬身差の3着。リネンファッションがアタマ差の4着でチェイスザドリームが半馬身差で5着。
優勝したペルアアは重賞初挑戦での勝利。ここまでダートでは6戦して4勝2着2回。ここのところ2勝クラス,3勝クラスと連勝していました。ここは実績がある馬が不在のメンバーでしたので,能力では上位という可能性もあり,実際にそうであったとみてよいでしょう。見た目ほどペースが速かったわけではないので,展開には恵まれた面はありましたが,距離には不安があるという馬ではないので,ダートの牝馬路線ではかなりの活躍が見込めそうです。Per Aaはエジプト民族の母語であるコプト語で大きな家。
騎乗した岩田望来騎手と管理している野中賢二調教師はマリーンカップ初勝利。
共通概念notiones communesと事物に共通の本性essentiaは同じものではないので,関連させて考えるためには次の注意が必要です。
僕は人間に共通の本性を,人間の精神mens humanaは共通概念を通してそれを知る,何が人間に共通の本性とまでは断定できないにしてもそれを知るといいました。このことが可能なのは,現実的に存在する人間が,ほかの現実的に存在する人間と関係をもつからです。人間に共通の本性は当然ながらすべての現実的に存在する人間に含まれています。だから人間に共通の本性が,共通概念として現実的に存在する人間の精神のうちに生じるのです。
恐竜に共通の本性の場合は,このような仕方では説明することができません。恐竜に共通の本性は恐竜にだけ含まれているのであって,人間には含まれていないからです。もちろん現実的に存在する人間がある恐竜と関係を有するとき,恐竜は絶滅しているわけですから,これは現実的に存在する人間が現実的に存在するほかの人間と関係を有する場合と同じように考えることはできないのであって,たとえば恐竜の化石と関係を有するとか復元された恐竜の姿と関係を有するといったことを想定しなければなりませんが,このときに人間の精神のうちに何の共通概念も発生しないということはありません。人間にも恐竜にも含まれているあるものは共通概念として人間の精神のうちに生じるからです。しかしそれは恐竜に共通の本性であるわけではなく,何かの本性であると仮定するなら,人間にも恐竜にも共通する本性といわなければなりません。ただし,第二部定義二により,事物の本性はその事物と一対一で対応し合わなければならないのですから,人間にも恐竜にも共通するような何かをひとつの事物と規定しない限り,それを何かの本性ということは避けた方が賢明です。
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とはいえ,人間が恐竜に関係する共通概念,恐竜に共通の本性とは異なった意味での恐竜の共通概念を有さないというわけでもありません。人間が恐竜と上述のような関係をもつときに必ず生じるような共通概念は,少なくとも現実的に存在するその人間と,すべての恐竜には共通するのであって,それはその人間にとっての恐竜の共通概念にほかならないといえるからです。
ナンヨーアイボリーは立ち上がってしまい2馬身の不利。逃げたのはチェイスザドリームで向正面に入るあたりで4馬身くらいのリードになりました。2番手がペルアアとリネンファッション。この後ろは7馬身くらいの差がつき,オーロラテーラー,レディオスター,サルサレイア,レディバグの順で続きました。また3馬身くらいの差があってナンヨーアイボリー,ナラ。4馬身差でクレールアドレとハナウタマジリ。4馬身差の最後尾にミスティネイルというかなり縦長の隊列。前半の800mは50秒1のミドルペース。
3コーナーを回ってペルアアがチェイスザドリームに並び掛けていくと,リネンファッションは徐々に離されていきました。直線に入るとすぐにペルアアが単独の先頭に。そのまま楽々と抜け出して快勝。外から追い込んできたレディバグが5馬身差で2着。逃げたチェイスザドリームは一杯になり,直線に入るとまたリネンファッションが差を詰めてきました。さらに大外からナンヨーアイボリーが追ってきて3頭の3着争い。制したのは大外のナンヨーアイボリーで4馬身差の3着。リネンファッションがアタマ差の4着でチェイスザドリームが半馬身差で5着。
優勝したペルアアは重賞初挑戦での勝利。ここまでダートでは6戦して4勝2着2回。ここのところ2勝クラス,3勝クラスと連勝していました。ここは実績がある馬が不在のメンバーでしたので,能力では上位という可能性もあり,実際にそうであったとみてよいでしょう。見た目ほどペースが速かったわけではないので,展開には恵まれた面はありましたが,距離には不安があるという馬ではないので,ダートの牝馬路線ではかなりの活躍が見込めそうです。Per Aaはエジプト民族の母語であるコプト語で大きな家。
騎乗した岩田望来騎手と管理している野中賢二調教師はマリーンカップ初勝利。
共通概念notiones communesと事物に共通の本性essentiaは同じものではないので,関連させて考えるためには次の注意が必要です。
僕は人間に共通の本性を,人間の精神mens humanaは共通概念を通してそれを知る,何が人間に共通の本性とまでは断定できないにしてもそれを知るといいました。このことが可能なのは,現実的に存在する人間が,ほかの現実的に存在する人間と関係をもつからです。人間に共通の本性は当然ながらすべての現実的に存在する人間に含まれています。だから人間に共通の本性が,共通概念として現実的に存在する人間の精神のうちに生じるのです。
恐竜に共通の本性の場合は,このような仕方では説明することができません。恐竜に共通の本性は恐竜にだけ含まれているのであって,人間には含まれていないからです。もちろん現実的に存在する人間がある恐竜と関係を有するとき,恐竜は絶滅しているわけですから,これは現実的に存在する人間が現実的に存在するほかの人間と関係を有する場合と同じように考えることはできないのであって,たとえば恐竜の化石と関係を有するとか復元された恐竜の姿と関係を有するといったことを想定しなければなりませんが,このときに人間の精神のうちに何の共通概念も発生しないということはありません。人間にも恐竜にも含まれているあるものは共通概念として人間の精神のうちに生じるからです。しかしそれは恐竜に共通の本性であるわけではなく,何かの本性であると仮定するなら,人間にも恐竜にも共通する本性といわなければなりません。ただし,第二部定義二により,事物の本性はその事物と一対一で対応し合わなければならないのですから,人間にも恐竜にも共通するような何かをひとつの事物と規定しない限り,それを何かの本性ということは避けた方が賢明です。
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とはいえ,人間が恐竜に関係する共通概念,恐竜に共通の本性とは異なった意味での恐竜の共通概念を有さないというわけでもありません。人間が恐竜と上述のような関係をもつときに必ず生じるような共通概念は,少なくとも現実的に存在するその人間と,すべての恐竜には共通するのであって,それはその人間にとっての恐竜の共通概念にほかならないといえるからです。