新東宝の真骨頂、まがまがしさいっぱい。
無実の罪をきせられた男の処刑、
拷問、突然半裸で登場する美女、骸骨、亡霊。
期待を裏切らぬ盛りだくさんの内容。
だがこの映画は天知茂抜きでは成り立たなかった映画だ。
零下40度のまなざしで誰もが凍りつく!
「憲兵とバラバラ死美人」(何回書いてもすごいタイトル)では
ほんのチョイ役だったが、この映画では堂々の主役。
あっけにとられるほどに極悪非道。冷酷非情な波島憲兵中尉。
「陸軍中野学校」での「軍服を着た待田京介」にもぞっとしたけど、
この天知はずば抜けて鬼畜。
(だがなぜか半裸美人の三原葉子にだけは優しい。)
また新東宝の看板役者、中山昭二も二役でがんばっている。
この人はこの後「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長役で人気を博す。
久保菜穂子が凛とした人妻役でやはり美しい。
中川信夫による斬新な亡霊の見せ方や、たたみかけるような恐怖シーンは
のちの最高傑作「東海道四谷怪談」で見事に結実するのだ。
1958年 監督 : 中川信夫製作 : 大蔵貢 脚本 : 石川義寛
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無実の罪をきせられた男の処刑、
拷問、突然半裸で登場する美女、骸骨、亡霊。
期待を裏切らぬ盛りだくさんの内容。
だがこの映画は天知茂抜きでは成り立たなかった映画だ。
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ほんのチョイ役だったが、この映画では堂々の主役。
あっけにとられるほどに極悪非道。冷酷非情な波島憲兵中尉。
「陸軍中野学校」での「軍服を着た待田京介」にもぞっとしたけど、
この天知はずば抜けて鬼畜。
(だがなぜか半裸美人の三原葉子にだけは優しい。)
また新東宝の看板役者、中山昭二も二役でがんばっている。
この人はこの後「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長役で人気を博す。
久保菜穂子が凛とした人妻役でやはり美しい。
中川信夫による斬新な亡霊の見せ方や、たたみかけるような恐怖シーンは
のちの最高傑作「東海道四谷怪談」で見事に結実するのだ。
1958年 監督 : 中川信夫製作 : 大蔵貢 脚本 : 石川義寛
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たり、「怪談バラバラ幽霊」、「生首情痴事件」(!!)などのおどろおどろしい怪談物もひき続き作っていたようです。
(「日本怪談映画への招待」より)
いずれにしろ、新東宝ぬきでは日本のホラー映画は語れないですね。
天地さんにももうちょっと長生きして
欲しかったですよね!!
CM見たかったなあ・・
女優を妾にしたのではなく
妾を女優にした
卵が先か鶏が先か
新東宝って大蔵映画の前身???
天地茂=札幌薄野にあるホテルのCMキャラクターでした。
最近、邦画また元気出てきています
同じ憲兵でも
中山昭二とは大違い。
明智探偵とはまた趣を異にして秀逸でした!