ウエッジつながりでもう一つ…。
最近はあまりありません。
弊社だけ、かも知れませんが、
なんとなく……ですが、他のお店でも
少なくなっている気がします。
市販のウエッジのバンス角度が総体的に減っている、
と言う可能性も否めませんが……作業としては死語になりつつあります。
正直、禁忌なチューニングの一つ とも言えます。
Hさん「アプローチしてて 抜けが悪いんだよね。」
店長「そうなんです??」
Hさん「バンス/ソールを削って欲しいんだよね。」
店長「削るのは簡単ですが、盛るのはものすごく大変ですから
二度と元に戻りませんよ。
やってもいいですけど 失うモノも多いですよ。」
Hさん「どゆこと❓」
店長「通常、打ちながら バンスの当たり所を削っていくんですが、
経験上、その量は 5gでは全く足りず、
10g、20g…それ以上に削るコトも往々にしてあります。
平均的な市販のウエッジのヘッド重量は 290g前後ですので
5~7%もヘッド重量が減っちゃいますけど、大丈夫です❓
よく言われる スイングウエイト で言うと
D-4 が C-9 になるような そんな感じです。
当然、それに伴って シャフトの硬さ感もあがりますよ。」
Hさん「そうなの?! そんなに削るの❓」
店長「そうですね、バンスの角度を変える、
主にヒール側にはなりますが、ソールを落とす、
元の形状を変えないといけない訳ですから。」
Hさん「。。。。。。。。。」
店長「そもそも…なんですけど
ウエッジやアイアンの 抜けが良い、悪い って
バンスの形状やバンス角度 が原因でないコトが少なくない…ですけど。
見た感じ、ものすごく バンスの張ったウエッジにも
見えませんし、抜けの悪い の原因は別にあるんじゃないです❓」
Hさん「そうなの❓」
店長「その可能性も高い、と思います。
その状態で 二度と元に戻らない バンス、ソールの削りは
正直、おススメ出来ません。
また、ウエッジショットの多くは
ソールが地面と接触しながら ボールとコンタクトするんですが、
その際、バンス、バンス角度が少ないと
ロフトが寝る傾向になり、飛距離がかなり落ちます。
単純計算で ロフト55度 バンス15度なら 40度の実ロフト
そのバンスを10度にすると 実ロフトが45度になる計算です。
バンスが上手く使えていると
ある程度バンスがあった方が 飛距離を出せるだけでなく
同じ距離が打ち易い、姿勢がズレている時でも
元の角度に修正補正する機能が活きます。」
Hさん「そうなのかぁ…。」
店長「なんと言ったら良いか、ですが、
抜けが悪い原因は
◉シャフトが硬過ぎ がとても多く、
(もしくは その硬さに対し、ヘッドが軽すぎて)
✋ハンドファーストの誘導が少ない
✋ヘッドを下に振らないと届かない、
それが故に 動作中のバンスが増える
が 多い気がします。
重いヘッド、硬くないシャフトを使っている人に
ウエッジショットで 抜けが悪い 悩みの人は
圧倒的に少ない と思います。」
店長「シャフトを換えろ とは言いませんが、
実験的に、ですが、ソールを削る のとは
全く真逆な ヘッドに10g位、鉛を貼って
◉インパクトへの入りを変える、
◉タイミングを変える、
◉ハンドファーストになる誘導性に変えて
一回、使ってみたら どうです❓
削るのとは反対に、気に入らなくても
直ぐに元に戻せますから😊」
Hさん「そだね。」