【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ◆飛ばせるアイアンの秘密

2018年08月21日 19時15分43秒 | ゴルフ
ゴルフクラブ、特にアイアンヘッドをやさしくしたり
そのヘッドの特徴を出すのは ソールの形状 で
決まると言われています。


単純に ソールの幅(奥行き)を大きくした
ワイドソールのモノを作れば
ヘッドそのものを小振りにするのは不格好になり
そのワイドソール相応の面の長さ(重心距離)になります。

ウエッヂもそうですが、
ワイドソールのものほど
アマチュアにとって 利点は多くなります。

重心は低くなり易く
重心は深くなり易く
その形状から重心距離の長め
慣性モーメントも大きくなり
ミスにも寛容になります。

そして あまり巷では取り上げられませんが、
ワイドソールのものほど
そのソールの形状次第ではありますが
ミスに寛容の一つとして「飛距離の安定」
同じ距離を打つのに適しています。

ウエッヂなどもそうですが
リーディングエッジ(フェース面の角)から
★奥に向けて下がっている(低くなる)ものを
 ☞バンスソール
★奥に向けて上がっている(高くなる)ものを
 ☞スクープソール
と呼びます。


製品のロフト角度が同じであっても
バンスソールの方が飛距離が出やすく
スクープソールの方が飛距離が出にくい特徴を持っています。

このソールの形状を
バンス角度、スクープ角度と呼びますが、
シンプルに考えて
製品のロフトの対し
バンス角度はマイナス、スクープ角度はプラス
と考えて良いでしょう。

例えば 45度のピッチングウエッヂで
バンス角度5度のものは実質ロフト  →40度
スクープ角度5度のものは実質ロフト →45度
といった具合です。


ですので 飛距離を出したい
クラブで飛距離を伸ばしたい と言うゴルファーは
出来るだけ バンス角度のあるアイアンを選んだ方が
良いのですが…そこには条件が付いてきます。

これは バンス角度に限りませんが、
手先でヘッドを多く動かすゴルファー、
グリップの移動量よりもヘッドを動かしてしまうゴルファーは
このバンス角度がショットの邪魔になります。
ソール幅の大きなものも苦手です。
オンプレーン系のスイングをする限り
出来る限り ソールの幅の無い スクープソール
と同時に ヘッドが大きいことや重いことも嫌いますから
根本的に クラブで飛距離を増やそう というのは
あまり期待しない方が良いでしょう。

クラブでより飛距離を得ようとしたら
ヘッドを重くする
ヘッドを大きくする(重心距離を長くする)
ソール幅の大きなものを選ぶ
バンス角度のあるものを選ぶ
というのが基本なのですが、
昨今の傾向は これらから逆行している状態です。

ウエッヂだけでなく
アイアンであっても、フェアウェイウッドであっても
ソールを上手に使うのには
やはり 体の回転でクラブ・グリップを動かすことが
とても重要になってくるのです。

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