店長「インパクトって 相当、負荷かかるんです。
例えば…ですけれど
ティーアップしたボールが
ダウンスイング中、風のいたずらで落ちてしまって
空振り…なんかすると ものすごく危ないじゃないですか❓
どこかを痛めてしまう可能性ある。」
質問「はい。」
店長「そのボールの負荷、インパクト負荷って
かなり 急激にヘッドスピードを減衰させてしまうんですね。
成人男性のドライバーショットで言うと
インパクト負荷は 800㌔を越えたりします。
数値で言うと 40㎳位で入って来たスピードが
一気に 30~32㎳近くまで 落ちます。」
質問「うわッ😵」
店長「飛ぶ人、飛ばせる人って
ヘッドスピードそのものが高いのもあるんですけど
その減衰が少ない と考えて良いんです。」
質問「あああ 分かる気がします。」
店長「そこで、ですね、クラブを利用するんですよ。」
シャフトって 知っての通り、しなります。
しなりって 棒が曲がる、短くなるコトを指すんですけれど
シャフトの特性として 復元能力が高いので
その短くなったものを 元の長さに戻ろう
歪んだ断面を元の形に戻そう とします。
ただ そのよく言われる しなって~しなり戻す は
遠心力も伴うので クラブやグリップ、腕、
からだや姿勢までも その影響を大きく受けます。
早い段階でその行為を発動してしまうと
クラブによって、シャフトによって、ヘッドによって
クラブも腕も、からだも ヘッドの方向に引っ張られた
余計な負荷の掛かった状態で
インパクトと言う最大の負荷を受けることになるので
想像の通り、ヘッドスピードの減衰は大きくなります。
腕でクラブをリリースしない、
しなっているシャフトをしなり戻そうとしない、
短くなったクラブを長くしようとしない、
をインパクト近くまで持ってくる、
もしくは 意識として インパクト以降にする…と
インパクト、もしくはインパクト以降で
クラブはリリースされるんで
クラブはその運動を継続し易い、
ヘッドスピードの減衰を少なくすることが可能。
インパクト以降、フォローで
結果、として 両腕が伸びたりするのも
動作として それを意識した、というよりも
遠心力を含めた、ゴルフクラブの特性によって
そうなっている側面は否めません。
だから シャフトをしならせて しなり戻す は
全部が全部、嘘じゃないんですけれど
意識して行うコト ではなくて
しなりっ放しのまま 打つ の答え、結果、
顛末だというコトなんですね。」