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みなさまおはようございます!
大通館9階催事場にて開催の
「江戸老舗めぐり」
本日8日目です!
昨夜はドタバタ更新でしてしまいましたが、
今朝は大丈夫です!
さて、昨夜の記事には女将ブログでお馴染みのものが
いくつか写っていましたね。
この古渡更紗はかなりの大判のもので、
大きめの本棚も隠せるくらいのサイズです。
(今回は特別展示のため、上部を少し内側に折っています)
古渡更紗は愛好者も多いようで、
大判のものはお家のインテリアとして現在も飾られている事が多いようですね。
インスタでもよく見かけます。
銀座平野屋でも6丁目店時代は重宝しておりました
そしてもう一つの「袋物」ですが
上の写真は鹿革であつらえたものです。
元々は江戸時代の革半纏(革羽織ともいう)だったものを袋物に作り変えたそうです。
鹿革は油分を多く含むので防火・防水に優れている特徴があります。
古くは鎧の一部にも使用されています。
中でも、現在千葉県で農作物を荒らすので問題になっている
「キョン」のお尻の革が最高級品だとか。
「キョンセーム」という名前で商品化もされてるようですね。
楽器や車を磨くのに使われたり(友人のウクレレ弾きが愛用中)
洗顔用にも使えるものもネット通販で見た事があります。
。。。話がそれましたね
昨日の写真の下の方には
江戸印傳の袋物がいくつかありますね。
あ、左にあのクラッチバッグがありますね。
まずは一番左。
「正平柄(しょうへいがら)」と呼ばれる柄です。
この少し風変わりな名前の柄の「正平柄」は
獅子や牡丹、唐草、撫子などの紋様の中に
「正平六年六月一日」の文字を染め出してあります。
正平六年(1351年)六月一日に征西将軍懐良親王が肥後国の革工達に命じて
染め出したものと伝えられていて、「御免革(ごめんがわ)」とも呼ばれています。
以来、縁起のよい柄として甲冑などに使われてきました。
そして真ん中の紺色の印伝の袋物は
「華菖蒲」という柄です。
十文字に草のような柄が花菖蒲を表現しています。
「菖蒲」は「しょうぶ」に通じているので
「勝負ごと勝つ!」という意味合いがあります。
やはり縁起のいい柄として使われていました。
この華菖蒲の印伝の袋の前には小菊柄の札入れもありますね。
小菊は長寿の象徴として、やはり縁起のよい柄とされてきました。
古くからある柄には言われがあるものが多く、
調べると大変面白いんですよ。
(古渡更紗も柄もあるみたいですが、不勉強でまだ調べていません。そのうちやりたいなー)
印伝の柄は他にもまだまだありますが、本日はここまでです!
(印伝の柄については前から書きたかったのが、やっと少し書けましたー!)
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こちらもゆるゆる更新ですが。。。
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今回もこのコロナの状況での催事となりますが、
皆さまのご来店を心よりお待ちしております!