おはようございます😃
現在、銀座平野屋には春の催事で展開予定の
新商品が次々と到着しております。
春の催事の旅の準備が進む中、この瞬間はとてもワクワクします。
ではまずは催事のお知らせから。
2月20日(水)〜25日(月)
岡山高島屋さんにて
「江戸・東京の味と技展」に
出店させていただます!
新商品を取り揃えて皆様のご来店をお待ち申し上げます!!
伝統の江戸、発信地・東京の魅力をたっぷりとお楽しみください。
場所は8階催事場です
✳︎最終日2月25日(月)は午後4時閉場
銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、
素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝える物であったり、
先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、先人の技が光る逸品もございます。
今回は櫛・笄の続きです!(前回記事はこちら→★)
『櫛・笄 羽づくし』秀き(?)作 (櫛)縦3.6×横9.2cm (笄)15cm
木台黒漆に金や銀、螺鈿で蒔絵をほどこした櫛と笄です。
こちらは櫛と笄でセットで使用されたものです。
✳︎木台黒漆(もくだいくろうるし)=木製の土台に黒漆を塗ったもの
孔雀などの色々な鳥の羽がちりばめられています。
金銀螺鈿の蒔絵でえがかれた、孔雀の羽の繊細さ!
羽毛の上に重ねられた模様の繊細さ!
職人の技の見事さがよくわかります。
なお、笄についている赤い小さな点のようなのは、
作者の印(花押さくです。同じものが櫛にもついています。
笄の先端部。ここにも羽毛が。やはり蒔絵が。
少しわかりにくいですが側面の1cm程の小さな部分にも螺鈿蒔絵が。
ここに製作者の名と印が。
作者名は「秀き」かしら。→下の字がよくわからないです。
これで羽毛の銀も見えますね。
結い上げた黒髪からチラリと覗く、黒い櫛と笄。
光の反射を受け金銀螺鈿がキラリと輝く。
そんな様を想像すると、
当時の日本女性の心意気までうかがい知ることできそうですね。
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