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社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

お医者さんの明細(レセプトの電子化)

2010-02-14 | よもやまばなし社会保険
(続き)

 この明細、発行は現在は希望制なのですが、
クニとしてはこれをすべての病院に広めたいところ。
診療の中身を患者さんにもチェックしてもらうことで、
医療費のムダを減らすのが狙い。

 まずは病院が保険をしているトコロ(保険者)に対して
医療費を請求する紙(レセプト)を
コンピュータ(レセコン)上でつくっている電子化)ところは
必ず患者さんにも明細を渡すようにする、というのが先にご紹介した記事。

 電子化することで、患者さんからも保険者からも、
二重のチェックができるようになるわけです。
電子化しているなら発行の手間もかからないはず、
わざわざチェックしてもらうわけだし、患者さんの負担はゼロ無料化)で、
というのが先にご紹介した記事の中身。

 このレセプトの電子化、
ジツはあの「仕分け」で全面実施が見送りになってしまってます。

もっと知りたい レセプト電子化費見送り
(東京朝日(新潟)2009年11月19日35面)

 なので電子化してないところでは明細でおカネを取ることも認めるもよう。
小さい診療所では電子化におカネがかかりすぎでムズカシイ、
というのがその理由のようですが、
なんだかボタンの掛け違いのような気も。

 ミンナの健康保険(国民皆保険)ミンナで医療費を見直すなら、
ミンナが情報を共有できるようにおカネ(税金)を使うのが先決では?
ならばということで、構想中の保険証や年金手帳がひとつになったカード
社会保障カード:「ニュースがわからん!社会保障カードってどんなもの?
 大阪朝日2007年8月31日2面)

をつかって、病院が明細を作らなくても
ネットなどでひとりで確認できる仕組みを創ろうといった案も。
(先の「もっと知りたい」の記事)

 これに社労士がかかわることのできない
税金の情報もいっしょにする案もあります。
納税者番号 来年提出へ 社会保障と共通化
(東京朝日(新潟)2010年2月1日1面)

 ただ「住基カード」同様、
個人情報満載のカードに不安を感じるヒトも少なくありません。

 あらためて国民保険・年金、
医療費全体を減らしたい情報のモトジメ(クニ)だけではなく
ひとりひとりにわかる仕組みをつくりたいものです。
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