ヒトを含めた恒温動物は、季節の環境温度に敏感に反応し体温調節と着衣量で調節して深部体温を常に一定の温度を維持しています。褐色脂肪細胞は寒冷刺激で活性化非震え熱産生することは報告されており肥満に役立つことが期待されていますが、具体的に寒冷刺激をして痩せる方法の研究はされていないのか乏しいです。背中クールタイは褐色脂肪細胞のある部位と偶然に重なることから同一条件で比較実験するとエビデンス通り熱産生して体重差が2時間後に確認できるのです。このブログでは、褐色脂肪細胞はどこにあるのか、寒冷刺激する方法や実践した結果を紹介していきます。
脂肪細胞には異種の脂肪を貯蓄する白色脂肪細胞と脂肪を分解して熱を産生する褐色脂肪細胞があります。
肩甲骨間の褐色脂肪細胞は新生児や乳幼児で認められるが、成人では認められないことから成長するにつれ消退すると考えられていましたが、近年成人であっても陽電子画像診断法(PET)により肩甲骨周囲や脊椎周囲に限局して存在していることが明らかになってきました。
熱産生は骨格筋を震えさせる熱産生の情報が多かったのですが、寒い環境で体熱維持の為に非ふるえ熱産生しているんですね。
体温について、ヒトの体はエネルギーの75%を体温維持に使っています。
参照:生理 厚生労働省
この他にも熱産生むに関連する論文は
冷防御および熱性震えのための中心遠心性経路
シドニー大学ポール・リー論文
東京大学先端科学技術研究センター
などがあります。
褐色脂肪細胞はどこにある
ある部位は、肩甲骨間、腎臓の周り、鎖骨上窩部、腋の下、傍脊椎部などにあります。(図)
このうち肩甲骨間の褐色脂肪細胞は新生児や乳幼児で認められるが、成人では認められない。
成人の褐色脂肪細胞は鎖骨上窩下や腋の下部、傍脊椎部、腎臓の周り、心臓の周りに分布しています。
参照:日本生化学会
褐色脂肪細胞を寒冷刺激するダイエット器具で実践!効果は?
ヒトは寒さを感じると神経を介して脳へ伝えられます。
脳は体温を維持するのに交感神経を介しノルアドレナリンを分泌ホルモン感受性リパーゼが中性脂肪を分解して遊離脂肪酸を褐色脂肪細胞内のミトコンドリアが熱を産生します。
褐色脂肪細胞のある部位を見ると首の周り、腋の下、脊髄の周り、腎臓、心臓の周りにあり体熱維持するのに命を守っているのが分かりますよネ。
増やすサプリや増やす運動、も関係なしに熱を産生ダイエットができます。
褐色脂肪細胞を増やすのに寒冷刺激する方法です。
寒中水泳、冷水シャワー、水風呂、保冷剤、凍ったペットボトルなどありますが、皆さんの中でやられた人もいるのではないでしょうか。
もっと、簡単にできる痩せるグッズやダイエット器具があればいいな。
と思いませんか。
背中クールタイで熱産生のエビデンスを冷たい思いをしないで実践しました。
背中に着けるだけです。
着けるだけで寒冷刺激?
と思われますが熱を逃がすと背中の温度が下がります。
気流も発生して体感温度も下がります。
冷たい思いをしないでできるのです。
寝ている時にすきま風が布団の中に入り目の覚めたことってありませんか?
初めて背中クールタイを着けたヒトはクシャミをします。
交感神経が働きウイルスを入れないように吐き出す仕組みのようですよ。
それだけ温かさには布団の中でも衣服内でも敏感なんですね。
安静時に基礎代謝量を測るメタポリックアナライザーで見ると着けると酸素消費量が上がりました。
熱を産生するのには酸素が必要ですね。
着けると酸素消費量が上がる
非震えの効果がどのくらいあるのか知りたいですよネ。
最初は背中クールタイを着けた日と着けない日で同一運動40分して痩身差が約50g出ました。
震えのない熱発生のエビデン通りに即効果が出ました。
最近は寒冷馴化で30分の運動ですが20gの痩身差です。
首周りにある褐色脂肪細胞は肌を見せて寒冷馴化しているので比較実験では変わりませんでした。
カプサイシンも安静時に2時間試しましたがすぐには痩身差に出ませんでした。
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