あれだけ暑かった7月~9月、
やっと秋も深まってきました、朝晩は涼し過ぎるくらい、
もう来ないかと思った「秋」もホントにやってくるんだと感心しています、
よくぞ乗り切ったものです、ホント、自分で自分を褒めてあげたいです^^)
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で、今日はこの名言に関する独酌酔言、
季候の良い秋、何をするにも良い季節、
芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、そして、、、スポーツの秋、
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「自分で自分をほめたい」
これは1996年アトランタオリンピックのマラソンで銅メダルを獲得した時の有森裕子さんの名言です、
1992年のバルセロナオリンピック銀メダルに続く2大会連続のメダル獲得、
陸上競技での連続メダル獲得はこれが日本人初、
1992年の銀メダルは、1928年アムステルダムオリンピックの人見絹枝さん(トラック800m)以来64年振りの日本女子陸上競技でのメダルという快挙でした、
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この1996年のゴール直後に有森さんが発した「はじめて自分で自分をほめたい」、
これをリアルタイムで聞いた時はホントに感動しました、
なるほど!と腑に落ちるし、上手に表現するなあ、と感心しました、
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永年、この言葉は有森さんの心の叫びだと思っていたのですが、
最近、この言葉はある有名歌手の詞を引用した発言だということを知りました、
へ~、そうだったんだ、知りませんでした、
引用だからといって、有森さんのあの時の言葉にも、
有森さんの偉業にもなんら影を落とすものではありません、
これは間違いない、はい、
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でも、その引用元になった歌手の方もまた凄い人やったんやな~、と再認識、
その人は、、、
日本のフォークソングの草分けの一人、高石ともやさんです、
なるほど、高石さんもマラソンランナーですね、これもまた腑に落ちます、
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引用については有森さん自身も度々言及されています、
こちらのサイトが詳しいです、「LONDON2012」、
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有森さんが最初にこの言葉を聞いたのは1984年、
京都で開かれた都道府県退行女子駅伝の開会式でのこと、
高石さんは当時、京都陸協の審判員も務めていました、
この開会式で高石さんが一節の詞を朗読されました、
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上記サイトから引用させていただきます、
「ようこそ、京都へ来られました。
ここまで来るのに一生懸命、頑張ってきた自分も、苦しんだ自分も、喜んだ自分も、全部知っているのは、
あなた自身だから。
ここに来た自分を、人にほめてもらうんじゃなくて、自分でほめなさい」
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当時の有森さんは才能開花前の高校2年生、
この大会にも補欠として参加していたそうです、
そして、この詞を聞いた途端に涙がボロボロ流れたそうです、
心に響く言葉だったのでしょうね、
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この時、有森さんはまだまだ自分をほめられない自分に気付き、
この言葉をしっかり胸に刻み込んだようです、
その後、初マラソンの大阪女子マラソン(1990年)で日本記録を更新、
オリンピック2大会連続メダル獲得へと繋がっていくわけです、
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ちなみにワタシは「自分をほめてあげたい」と記憶していましたが、
有森さん本人がこれを訂正、実際には『自分をほめたい』が正しいとのこと、
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高石さんも、この言葉の引用を喜んでおられます、
「歌の歌詞で人生は変わりますか?」と高石さんが有森さんに問うと、
きっぱり「変わります!」と答えられたそうです、
素晴らしいやりとり、
その後も、2人の交流は続いています、
今も一節の詞が2人の人生を結んでいます、
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高石さんの「自分でほめたい」の原典もまた、米国の方の言葉からの引用だそうです、
歌のチカラ、詞のチカラ、
多くの人がいろんな歌の歌詞からチカラをもらっていることでしょう、
それは間違いない、
一節の詞、ひとつの言葉、
途方もないチカラを秘めていることを憶えておきましょう、
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