青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

明野柳町内会 新年会(1) ~遊友荘開設に向けての経緯を振り返る~

2014年01月11日 | 障害者福祉

私達 就労サポートセンター紙風船とグループホーム遊友荘があるのは、「苫小牧市柳町」。

町内会の新年会。

総勢90名位は集まったのではないでしょうか。

私も、この時だけになりがちですが、新年のご挨拶と皆さまとの親睦を兼ねて出席させていただいております。

 

その昔、遊友荘(当時は「援護寮」と呼ばれる障がい者の生活訓練施設でした。現在はグループホーム。)の建設に際しては、「障がい者施設ができること」に対する心配の声も多く、反対運動も起こった経過がありました。

明野柳町内会の当時の会長をはじめ、役員の皆さまを中心に、幾度となく話し合い・説明会・千葉県の援護寮への視察等おこなわれました。「人間ゆうゆう」というNHK教育のテレビ番組に取り上げられたこともありました。(ビデオテープが残っておりますが…残念ながら再生できるデッキがありません。)

 

最終的には、町内会幹部の方々が心配される町内の皆さまを説得し、繰り返し話し合いをし、「わが町でやらなければ!」と、障がい者の地域生活に理解を示してくださいました。

一番のきっかけとなったのは…千葉県の援護寮への視察だったそうです。

地域で暮らす当事者との出会いや対話が、それまでの大きな不安や心配の気持ちを「やってみよう」という気持ちに変わったのだ、と。

   →厚労省 心の健康問題の正しい理解のための普及啓発検討会報告書~精神疾患を正しく理解し、新しい一歩を踏み出すために~(平成16年3月) 18ページのコラムに、現在は良き理解者でいらっしゃる柳町のおふくろ亭 泉 清一氏のインタビュー抜粋が載っています。

 

私は当時は、この話し合いには加わっておりませんでした。

なので、諸先輩方から経緯を聞き、また遊友荘や紙風船の職務においては、町内会の皆様との交流からうかがうことがあります。

これらの経緯を胸に刻み、

皆さんの思いがぶつかり合って、

理解を深め合って…今があるのだということを忘れずにいきたいです。

※ちなみに、現在も年に1回 「遊友荘運営委員会」として町内会役員の方々と話し合いの場を設けております。

今年で第18回。就労サポートセンター紙風船のことも、新聞記事や皆の活動風景を紹介しながら地域住民の皆さまに報告しております。

いずみまさこ →長いから、一区切り。(2)へ続く。

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