続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ベイビー・ブローカー」(2022韓国/ギャガ)

《「万引き家族」の是枝裕和監督が、「パラサイト 半地下の家族」の名優ソン・ガンホを主演に初めて手がけた韓国映画。子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく「赤ちゃんポスト(ベイビー・ボックス)」を介して出会った人々が織り成す物語を、オリジナル脚本で描く。ソン・ガンホのほか、「義兄弟 SECRET REUNION」でもソンと共演したカン・ドンウォン、2009年に是枝監督の「空気人形」に主演したペ・ドゥナら韓国の実力派キャストが集結。2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、主演のソン・ガンホが韓国人俳優初の男優賞を受賞。また、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞した。》

これは思っていたのと違っていたというか、韓国映画でタイトルが「ベイビー・ブローカー」といえば、韓国映画特有の時に笑いもありのもっと生々しい内容かと思ったら、そこは韓国映画というより是枝裕和監督作品ということで、ベイビー・ボックスをめぐる人々たちの擬似家族の絆と愛の物語だった。

正直なところ、画面は暗いし、登場人物たちの誰に気持ちを寄せてよいのやらで困った部分もあって、隣で爆睡している旦那も無理はないかもとか思ったりもしたけど、ソン・ガンホやカン・ドンウォン、ペ・ドゥナなど韓国映画界を代表するような主役クラスの俳優さんが出ているのも見どころ、釜山からソウルへと移動するロードムービーとしても見ごたえがあった。
日本でいう赤ちゃんポストと言われるのが韓国ではベイビー・ボックスと呼ばれるそうで、タイトルもベイビー・ボックスの方がいいかも?

☆あらすじ☆
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョンと、赤ちゃんポストのある施設で働く児童養護施設出身のドンスには、「ベイビー・ブローカー」という裏稼業があった。ある土砂降りの雨の晩、2人は若い女ソヨンが赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づいて警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく赤ちゃんを連れ出したことを白状する。「赤ちゃんを育ててくれる家族を見つけようとしていた」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、サンヒョンとドンスを検挙するため尾行を続けていた刑事のスジンとイは、決定的な証拠をつかもうと彼らの後を追うが……。
※映画.comより

キャスト
ソン・ガンホ
カン・ドンウォン
ペ・ドゥナ
イ・ジウン
イ・ジュヨン

監督
是枝裕和

原題  Broker

130分

T・ジョイPRINCE品川8 18:30〜観客30人程/210席





名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事