《書道家の父になかなか認めてもらえない書道部部長の里子を中心に、部員たちと町おこしのための「書道パフォーマンス甲子園」の開催に向け立ち上がるなかで、大人からの反対や部内のわだかまりなど、さまざまな問題を乗り越えていく女子高生たちの姿を描く》
土曜日はいつも通り秋津でお姑さまの妹、大森でお姑さまの様子見をしてから川崎に向かいました
怠けながらも書道を続けている自分的には早く観たかった作品でしたが、もう何度も鳥肌ゾワゾワ、面白かったです
書道ものというとNHKドラマ「とめはねっ!」も記憶に新しくて色々と刺激にはなりながらも、実際に書いている場面は観られなかったので残念に思ってたんですが、こちらは大スクリーンに映し出されるのでかなり興奮してしまい、本物の書道ガールズのパフォーマンスの場面では感極まって、涙が出てしまいました。
さすがに、俳優さんたちの書いている場面は作為的でしたが、それでも短期間でよく頑張ったなと感心してしまいました、何より書くという行為と躍動感が一体になっているところが素晴らしかったです
物語としては、不景気な世相やいじめなど下手すると欲張り過ぎになりそうなところを“再生”というテーマでしっかりと括られていてまとまりが感じられたのもよかったです、街のどこからでも煙突が見えるという“紙の町”四国中央市のロケーションにも目を奪われました。
映画の中のパフォーマンスのシーンで主演の成海璃子が実際に書いた“再生”という文字とか、北魏時代の楷書風な筆使いで、プロの指導の素晴らしさに感心しました、それに応えた成海璃子も凄いですよね、私も頑張らなきゃ(^^;
キャスト的には書道部の顧問役が金子ノブアキというのもよかったです、やる気あるんだかないんだかわからないようなキャラなんだけど彼が演じると“能ある鷹は爪を隠す”ように見えるから不思議(笑)
書道部員の中ではやっぱり桜庭ななみちゃんが可愛かったです
エンディングでファンモンの歌が流れるのは知っていたのでちょっとくどいかなと思ってましたが、最後の最後では岩代太郎さんの音楽が流れて余韻を味わえたのが嬉しかったです、アンジェラ・アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」が効果的に使われていたのも印象的でした。
チネチッタ3 19:10~観客4割程/138席
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