これは、4組の男女が繰り広げるほぼ会話劇なんだけど、その組み合わせの入れ替わりの妙も面白くて、相性についても考えさせられたというか、わかるわかる、あるあるなセリフがいっぱい、ラストで明らかになる不思議なタイトルのその場所は観てのお楽しみ、というか、そこはシュール過ぎて賛否わかれるところかも?
メンヘラ体質で可愛い男に弱い真知子役の前田敦子さん、彼氏の意見が絶対な見るからにギャルの美和役の伊藤万理華さん、シングルマザーで風俗嬢の七瀬役の黒川芽以さん、元子役タレントで我慢強い鈴役の趣里さんたち女優陣も役にハマって、クズ男を引きつけてしまう女を好演。
そして、そんな女たちに甘えてしまうヒモ系の厄介男の怜人役の菊池風磨くん、ノリと勢いだけで生きている泰造役のオカモトレイジさん、プライドだけは高い元子役俳優の慎太郎役の三浦貴大さん、あざと可愛くて自分が一番大事な富役の千葉雄大さんたち男優陣もダメ男を好演、特に三浦貴大さんが「夜明けまでバス停で」でのパワハラセクハラし放題の居酒屋マネージャー役が記憶に新しい三浦貴大さんがこちらでもプライドだけ人一倍高くてイヤな男を演じていたのも印象的、あざと可愛いゲイの千葉ちゃんもどハマり!
終盤の展開にビックリというか、まるで舞台劇?思ったら同名舞台の映画化とわかって納得だった。
☆あらすじ☆
2020年、デザイナーの真知子はバンドマン志望の怜人と、元子役でバラエティタレントの鈴はあざとかわいい男子の富と、金髪ギャルの美和はハイテンションなフリーターの泰造と、風俗嬢の七瀬はプライドの高い元子役の慎太郎と付き合っていた。それぞれ彼氏に不満を抱きながらも幸せな日々を過ごす彼女たちだったが、男たちは彼女に甘えて増長し、ついに別れの時がやって来る。
※映画.comより
キャスト
前田敦子
菊池風磨
伊藤万理華
オカモトレイジ
黒川芽以
三浦貴大
趣里
千葉雄大
監督
山岸聖太
119分
PG12
TOHOシネマズ錦糸町4 17:40〜観客30人程/116席