続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ルート29」(2024/東京テアトル=リトルモア)

《長編デビュー作「こちらあみ子」で第27回新藤兼人賞金賞を受賞するなど高く評価された森井勇佑監督が綾瀬はるかを主演に迎え、詩人・中尾太一の詩集「ルート29、解放」にインスピレーションを受けた独創的なストーリーで撮りあげたロードムービー。「こちらあみ子」で主演を務め鮮烈な印象を残した大沢一菜がハルを演じた。》

これは2022年の9月に観た「こちらあみ子」の主人公あみ子を演じた大沢一菜ちゃんが役柄を超えた存在感で彼女を観ているだけで飽きなかったので、綾瀬はるかさんも好きな女優さんだし観るのを楽しみにしていたけど、予告編から思っていたのと少し違っていたというか、“人は生まれる前、どこから来て、生まれてからどこまで行って、死んだらどこへ帰っていくのだろう。その細長いルートを、私は誰と一緒に歩くだろう。”というテーマから振り返るとよい映画だったような気もするけど、もう少し観客に寄り添って欲しかったような気もした。

それにしてもあみ子を演じていた大沢一菜ちゃんがすっかり大きくなっていてびっくり!

「こちらあみ子」のパンフに、主人公たちがどこに暮らし、どんな生活をしているかという“フィクションの中のリアリティ”を常に意識しているという、プロデューサー兼ロケ地担当の飯塚香織さんのコメントをパンフで見かけて、すごく共感したことを思い出した、それそれ!

どんなに凝った映像を見せられても、その“フィクションの中のリアリティ”がないと寄り添いにくいというか、綾瀬はるかさん演じるのり子や大沢一菜ちゃん演じるハルの履歴とかもう少し描いて欲しかったかも。

☆あらすじ☆
他人と必要以上のコミュニケーションを取ることができない孤独な女性・のり子は、鳥取の町で清掃員として働いている。ある日、彼女は仕事で訪れた病院の入院患者・理映子から「娘のハルを連れてきてほしい」と頼まれ、何かに突き動かされるように姫路へと向かう。やがて見つけたハルは風変わりな女の子で、初対面ののり子に「トンボ」というあだ名をつける。のり子とハルは姫路と鳥取を結ぶ国道29号線を進むなかで、さまざまな人たちと出会いながら互いの絆を深め、からっぽだったのり子の心は喜びや悲しみの感情で満たされていく。
※映画.comより

キャスト
綾瀬はるか
大沢一菜
伊佐山ひろ子
高良健吾
原田琥之佑
大西力
松浦伸也
河井青葉
渡辺美佐子
市川実日子


監督
森井勇佑

120分

G

T・ジョイPRINCE品川1 18:15〜観客15人程/119席







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