続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり」(2023マレーシア=台湾/リアリーライクフィルムズ)

《マレーシアの首都クアラルンプールを舞台に、最下層の街で支えあって生きてきた兄弟の過酷な運命を描き、世界各地の映画祭で数々の賞に輝いたマレーシア・台湾合作映画。台湾の人気俳優ウー・カンレンが兄アバンを熱演し、2023年・第60回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞。マレーシアのスター俳優ジャック・タンが弟アディを演じた。「ミス・アンディ」などの社会派作品をプロデュースしてきたジン・オングが長編初監督・脚本を手がけた。》

マレーシア映画ということもあって顔もよく知らない俳優さんたちばかりなので最初は誰が主人公なのかよくわからなくて焦ったけど、冒頭からスリリングな展開で、マレーシアが舞台というのも珍しくて一気に画面に引き込まれたというか、ポスターやタイトルからなんとなくBLものかという下心があったのは否定できないけど、いやもうそれ以上の大収穫!

身分証を持たなくて最下層の暮らしをしながら必死で生きようとする、弟思いの真面目な兄と、兄思いだけど何をやっても裏目に出てしまう弟との深い絆が切なくて、魂が揺さぶられるような思いだった、東洋のロバート・デ・ニーロと賞賛されたいるという兄役のウー・カンレンの涙にもらい泣き!

兄弟の絆を端的に表すゆで卵の使い方なども印象的、そんな兄弟を温かく見守るトランスジェンダーなマニーさんの存在に救われたというか、演じたタン・キムワンさんの控えめな演技も印象的だった。

マレーシア映画はあまり観る機会はないけど、2017年の9月に観た「タレンタイム」という映画
もその社会的背景はよく知らないながらも、マレー語、英語、タミル語、中国語などが飛び交うだけでも多民族ならではの複雑な社会構造が浮かび上がるなか、様々な家族の形が描かれていたのを思い出して、もう少しマレーシアのことについても知りたくなった!

☆あらすじ☆
クアラルンプールのプドゥ地区にあるスラム街。不法滞在者2世などさまざまな国籍や背景を持つ貧困層の人々が暮らすこの地域で、身分証明書を持たないアバンとアディは兄弟として育った。ろう者のアバンは市場の日雇い仕事で堅実に生計を立てているが、アディは裏社会とつながっており危険と隣りあわせの日常を送っている。そんなある日、アディの実父の所在が判明し身分証明書発行の可能性が出るが、ある事件が兄弟の未来に暗い影を落とす。
※映画.comより

キャスト
ウー・カンレン
ジャック・タン
タン・キムワン
セレーン・リム
エイプリル・チャン
ブロント・バララエ

監督
ジン・オング

原題または英題    富都青年 Abang Adik


115分

PG12

ヒューマントラストシネマ有楽町2 19:20〜観客9割程/62席







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