お香という楽しみを持ちたくて
香炉デビューしました。
香炉は3個で1000円
それに、ふかふかの灰を入れて
炭がきれいなオレンジ色になったら
灰の中に入れて、好きな香木を焚く
、
ミニチュア火鉢のような香炉に
炭が入っている様子はとても良くて
その上に、白檀という香木をぱらりと
香炉自身も暖かくなって、なんだかやさしい
(本格的にこのやり方ではないらしい)
オレンジ色に燃える炭の存在感はかなりあって
静かに登る煙の姿は美しく
すべて燃え尽きた炭や香木は灰の一部に
、
炭をおこすことから始めるこの作業は
精神的にもなかなかいい
、
一つの命が終わるときに
「ちりになる」とか「宇宙の微塵になる」とか
「ただの灰になって」だとか「土に還る」
なんて言い方をよくしますが
香炉にかかわる、一連の作業を終えた時には
あの触ると熱い炭が跡形もなくなって
心地よい匂いを出した香木もなくなって
ゆらゆら揺れる煙はどこ行ったんだろうか
、
こんなふかふかの「灰」に一部になるのなら
こんなゆらゆらゆれる「煙」になれるなら
いいかもしれない
、