香炉を買う

2012年06月23日 | 思う

お香という楽しみを持ちたくて

香炉デビューしました。

香炉は3個で1000円

それに、ふかふかの灰を入れて

炭がきれいなオレンジ色になったら

灰の中に入れて、好きな香木を焚く

ミニチュア火鉢のような香炉に

炭が入っている様子はとても良くて

その上に、白檀という香木をぱらりと

香炉自身も暖かくなって、なんだかやさしい

(本格的にこのやり方ではないらしい)

オレンジ色に燃える炭の存在感はかなりあって

静かに登る煙の姿は美しく

すべて燃え尽きた炭や香木は灰の一部に

炭をおこすことから始めるこの作業は

精神的にもなかなかいい

一つの命が終わるときに

「ちりになる」とか「宇宙の微塵になる」とか

「ただの灰になって」だとか「土に還る」

なんて言い方をよくしますが

香炉にかかわる、一連の作業を終えた時には

あの触ると熱い炭が跡形もなくなって

心地よい匂いを出した香木もなくなって

ゆらゆら揺れる煙はどこ行ったんだろうか

こんなふかふかの「灰」に一部になるのなら

こんなゆらゆらゆれる「煙」になれるなら

いいかもしれない

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