NTT西日本も粋なことを考えていた。BB・電話・faxなどを通じたコミュニケーションのエピソードや想い出のエッセイを毎年募集しているのだ。
今年も大賞が発表され、福岡県の出雲さんが選ばれた。
そしてこの作品をもとに、音楽(松任谷正隆)・写真(永瀬正敏)・出演(泉谷しげる他)がイメージ映像に加わり、NTTから無料配信されている。ちょっと覗いてみた。これが結構面白い。また映像も綺麗。
俳優・永瀬正敏さんの綺麗な写真と、松任谷正隆さんの音楽をバックに、結構楽しめる。おっと、肝心の出雲さんの作品を紹介しなければ・・・。
『「れんにん座」序曲』という作品で、全文は下記のアドレスに記載されている。
古事記から芭蕉へと伝わる上の句と下の句の掛け合いを今の時代に「れんにん(連人)座」として作ろうという意気込みが伝わってくる作品である。
また、そのエッセイの中で歌われている「五七五-七七」も面白い。
『メル友に 写真送った その日から』
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『ぴたりと止まる メールの返事』
『幸齢者? 実感やっぱ 降齢者』
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『そのうちおむかえ 降霊者』
長句に対して短句の掛け合いがいい。
心にゆとりがあって、ほんわか~とする句も詠める。事件・事故が後を絶たないご時世、ゆったりしたこんな世界に身を置くのもいいかもしれませんね。
第一生命の「サラリーマン川柳」の
『マイブログ 立ち上げたけど 話題なし』
もいいが、掛け合う「連歌」もいい。映像ともどもご一見をお勧めします。
http://www.ntt-west.co.jp/news/0608/060811a.html