スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

新しい「欄」の仲間です。

2007-02-25 11:25:14 | 出来事
今朝の「NHK・趣味の園芸」で、昨日から東京ドームで開催の「世界らん展日本大賞2007」が紹介されていた。
ディスプレィ大賞などの優秀作品が展示され、始めて見る欄が次々と紹介されていた。
世界中から集められた豪華絢爛のランが見られるのだ。是非、行きたいところだが、もう少し近ければ・・・。
3月4日まで開催されるという。欄好きの方にはたまらないだろう。

というわけではないが、わが家にもデンドロビューム属の「キンギアナム」が仲間入りした。500円と安かったのだ。


 「キンギアナム」 。山法師さんに教えてもらった処理で少し枠を付けてみた。

巨樹・巨木⑫ 訪ね先で・・・

2007-02-25 00:26:34 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ

<巨木を訪ねて・・・こぼれ話>

 「ウロウロ、キョロキョロしながら・・・」 
私が訪ねた巨木は、たまたまインターネットに載っていたもので、詳しい住所は載っていなかった。
「○○神社」とか「○○寺」であれば、よく解るのだが・・・。それが載っていなかったのだ。
ところが「○○地区の△△巨木」となれば、よほどの巨木・奇木でないと地元の人でもご存じないのだ。

だいたいの所在を目指して、こんもりした森などを見かければ、「鎮守の森では?」と車を走らせる。
そして、地元の人を見つけては尋ねる。
大抵は気さくに教えてくれる。目的の樹木以外の樹を教えてくれることもあった。

ローカルに行けば、訪ねる人影もない。車幅ギリギリの細い道を、脱輪すれば誰も助けてくれない道をヒヤヒヤしながら登ることも。
過疎化がすすむ中、若者もいないのだ。まして平日の昼間だから、殆ど人と出会わないのだ。

若い人は巨木・古木の存在を知らないことが多い。従って、ご老人を見つけては尋ねる。
ウロウロ、キョロキョロしながら走り回った。

「案内看板の取り付けに工夫が必要」
ある樹木の近くで道を訪ねた時、親切に畑仕事の手を止め、その樹木まで案内して頂き、またその樹木についての資料を揃えているので是非見て欲しいと自宅に招き入れられ、伺うことに・・・そんなこともあるのだ。

では、わが身を振り返れば、我が地区の名跡をどれだけ理解し説明できるだけの知識武装しているか、反省させられたのだ。

著名な樹木がある場所を案内する、看板の取り付け箇所も改善すべき点もいくつかあった。
これは、我が地元でもいえることで、区域役員に改善策として提案するつもりである。
名跡・由来などの表現の仕方、名跡の対象物の雰囲気にあった看板の仕様など。また、看板として立てかける道順路板の必要な箇所への効果的な配置など、大いに参考となった。

「自生の樹木・・・不審者となりかけて」
奈良県天然記念物指定の樹木が自生する山奥の寺院を訪ねた時、お寺の管理人に不審者(自生の樹木を採りに来たのでは・・)と思われたのか、「目的・身分」を明らかにせねば、入るべからずの剣幕の対応だったのだ。

人里離れた山の頂上であり、訪ねた時間帯も夕刻であったため、何故こんな時間に・・・コイツは怪しい・・・・と疑われたのだ。
ブログ掲載であることを伝えるも、お寺の名前・自生のことは、一切どこにも掲載しないことを約束させられ、免許証掲示で住所・名前を控えられ、やっとのことで自生している現場に案内して貰った。

従って、当ブログには載せられないのだ。住職からの厳命であるとのことで、貴重な樹木の管理・育成への努力が伝わった。
その貴重な樹木の案内と説明を受けながら、管理人からいろいろ苦労話を聞いた。

この寺院の境内は、7年前の近畿直撃の台風で樹木が倒れ、そのことによって生態系が崩れ現存していた樹木が激減しているという。
更に樹木の盗難もあるという。境内は無施錠で自由に出入りできる状態である。
自然のままの状態を活かした庭園造りで、古木も多く、普段見かけない「苔」や「樹木」「奇樹」がある。それなりの趣味ある人には、心揺さぶられるところなのである。


この「巨樹・巨木シリース゛」も、今回をもって終わりとします。長い間、ご愛読頂きありがとうございました。
ここに紹介しました樹木の晴れ姿を、またいつの日かご紹介致したく思います。