スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

ヘヤーサロンでの出来事

2007-06-16 09:55:10 | 出来事
昨日、行きつけの理髪店(看板は「ヘヤーサロン」)へ。

最近は、「予約制」なのだが・・・。効率的といえばそうかも知れないが、私はいつも予約なしで飛び込むのだ。
コチラは二代に亘って通っているものだから、多少待っても、世間話をするのも一つの楽しみなのだ。

店に入るなり、若マスターから・・・
「今日は、9時頃に小学生が来て騒がしくなりますので・・・」・・・と。
こちらは、
「・・・・????」(何で・・・・小学生の予約が入っているのだろうなぁ。)

9時過ぎになった。
来た、来た。(先生に引率されて小学2年生5名が・・・)
「今日は、学校近隣のお店を訪ねる課外学習で、ウチの店もそのひとつでして・・・」と、若マスター。

(小学生が、散髪に来るのではなかったのだ。)

各自、首からぶら下げた「質問の紙」を見ながら、まずは「挨拶」から。
なかなか、ひと声がでない。「わたし・・・・  ・・・」で、止まってしまう。
先生のリードで、全員、声を揃えて・・・・。
「わたしたちは、○○小学校2年1組です。きようは、おみせをたずねています。いろいろしつもんさせていただきますので、よろしくオネガイします。」

今日は、2年1組が何班かに分かれ、スーパーマーケットや製材所、畳屋さんを訪ね、働く人たちの姿を見て、その感想を日記に書くそうだ。

私も50数年前、同じように学校近くの「製糸工場」を見学したことを覚えている。
やたらと大きな歯車と白い糸、ウルサイ音、そして繭(マユ)を蒸した臭いが今も思い出される。今はない「製糸工場」だが・・・。

見慣れない光景と、小さな子供たちから伝わってくる緊張と感動に、懐かしい昔の自分を見たような気がした。

この子供たちも大きくなって、この日の出来事を覚えているだろうか。
覚えておいて欲しいものだ。