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長谷・法起院に立ち寄り・・・見つけたものは・・・
奇木・珍木を求めて、奈良県桜井市・長谷寺近くの「法起院」(西国33箇所の番外)に立ち寄りました。
この寺院境内には「シナノキ」があるはずなのですが、今は葉を落としているためか見当たりません。
寺の方に聞いても「さあ? どれでしょうね?」とのこと。ハート型の葉っぱは、春まで待たなければ見られないのです。
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徳道上人御廟の片隅に「多羅葉(タラヨウ)」という木が・・・。
ということで、境内の奥にあった「多羅葉(タラヨウ)」という木を見つけました。
「葉書の木」「多羅葉樹」と書かれた立て札がありました。
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葉書の木「多羅葉樹」の看板が・・・。
この『タラヨウ』という木は、中国の「多羅樹」に由来するといわれています。
モチノキ科モチノキ属、静岡県以南の山地に分布する暖地性の常緑高木です。
葉は先が尖ったタマゴ型。縁にはギザギザがあり、表面は光沢があります。
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葉っぱの裏には、色んな「願い事」が書き込まれていました。
ところが葉の裏を見ると・・・・何やら書かれている。
「・・・???何で・・・??葉っぱに書かなくても・・・いたずらかなぁ?」
でも・・・・なさそうです。手の届く葉っぱの裏に「願い事」が書かれているのです。
しかも書かれた文字は消えずに、しっかり残っているのです。
読むと「健康への願い」が一番多いようで・・・。
「タラヨウ」とは、辞典によると『ヤシ科の常緑高木。原産はアフリカであるが、インド・ビルマなどの乾燥地帯で栽培。高さ20mになる。樹皮からは鳥モチが採れ、樹液からはお酒、砂糖も採取できる。葉はムシロ、扇、わらじ、帽子、傘、紙を作る。』とありました。
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「葉書の木」とも呼ばれ、ときおり郵便局の前庭などに植栽されているとか。(私は見たことないが・・)
傷をつけると深く傷痕が残り、日本では『葉書』の語源であると言われている。
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十三重塔の奥に見えるのが「多羅葉」です。
別の紹介では、インドでは多羅樹(ヤシの一種)の葉を紙の代わりに経文を書いたそうです。これに因んでこの木は多羅葉(タラヨウ)という名前になったのでしょうか。
それともこれが多羅樹と勘違いされたのかもしれません。夏椿(ナツツバキ)を沙羅樹(しゃらのき)と呼んだように・・・。
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法起院の入り口では可愛いお地蔵さんがお出迎え・・・。