小さな庭にも秋の訪れを感じます。
グリーン色のブローチができました。
東北南部以南に分布するつる性の常緑低木、マツブサ科のサネカズラ(実葛)の実です。
路地植えにすると近くの植木に絡むため、1.5mの竹の支柱を立てた30cm四方のプランターで育てているのですが、鉢の底から根を出し、しっかりと根を下ろしてしまいます。
時々、鉢を移動して根付かせないようにしているのですが・・・・。3日も経てば根付いてしまいますから、競争です。
百人一首の恋歌に 「名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くる由もがな」と詠われている、「サネカズラ」です。
別名 「ビナンカズラ」といいます。
昔のおのこは、このツルの切り口から出る液を整髪に使ったことから、ビナンカズラ(美男葛)となったとか・・・。また、この実は果実酒にも最適とか・・・。まだ、造ったことはありませんが・・・どんな味なんでしょうね?
秋になれば、果実が成熟し集合果は大きくなり紅くなって目立ちます。キイチゴを少し大きくした赤い実です。
これから、庭木の葉っぱの色付きと共に、この紅い実が少しずつ増えていくのです。
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▲グリーン色のブローチ、サネカズラ(実葛)。別名、ビナンカズラ(美男葛)です。秋になれば、紅く色付きます。