「日本語文章能力検定協会」が行っている、「心に響く三行ラブレター」の募集は、今年も優秀賞を選んでいる。
あの清水寺の「世相漢字」で有名な財団法人日本漢字能力検定協会の理事長のところと同じところです。
まあ、今回は、同じ協会であろうと関係ありませんので・・・。
この「ラブレター」は、バレンタインデーやホワイトデーに向けて、3行60字以内の文章で大切な人に想いを伝えるというものらしい。
11回目の今回は、昨年暮れから募集され今年1月15日で締め切られ、3歳から93歳までの幅広い年齢の方から9,309通が寄せられ、優秀作16点が選ばれている。
それぞれ、身につまされホロリとする言葉、心地よい言葉、元気をもらえる言葉・・・・などなどがあります。
最優秀賞とは別に、スターアニスが心に残った「心に響く三行ラブレター」を選んで見ました。
どうしても、年齢の近い方の言葉に惹かれてしまいます。
さて、あなたなら、どんな言葉が心に響きますか?<o:p></o:p>
第1回(1999年)
「あなた皺がふえましたね」
そうか、これはお前への
愛の年輪なんだよ。 (66才/男性)<o:p></o:p>
第2回
妻よ
愛してるなんて言えないけれど
俺より先に死んでくれるな (79才/男性)<o:p></o:p>
第3回
あなたが囁いてくれた言葉を
耳もとに集めて
イヤリングのように飾っていたい (44才/女性)<o:p></o:p>
第4回
話せない、見えない、分からない
母ちゃん!
俺が行った時だけでいいから正気になってくれ (52才/男性)<o:p></o:p>
第5回
話しかけてきた息子の声に、ドキッとしました。
あの頃のあなたの声でした。
学校のそばの時代遅れの喫茶店 行ってみましょうよ。(48才/女性)<o:p></o:p>
第6回
掌の短い生命線をじっとみて、
「運命って本当にあるのかな」と独り言。
妻は黙って、油性ペンで手首まで生命線を延ばしてくれた。(37才/男性)<o:p></o:p>
第7回
実家へ帰るのが恥ずかしいって…。
父さんも母さんも平気だぞ。さあ、田舎で再出発だ。
バツイチなんだと凱旋しろよ。 (66歳/男性)<o:p></o:p>
第8回
分娩室から出たら父がいた
「よく頑張ったね」頭をぐしゃぐしゃになでてくれた
いつぶりだろう 母親になった直後 娘になった (28歳/女性)<o:p></o:p>
第9回
下駄箱に並ぶあなたの靴。
どれも外側が減っている。
四十年、頑張ってくれて本当にありがとう、靴じゃなくてあなたによ。(62才/女性)
第10回
お風呂から 今夜も聞こえる
少し調子のはずれた、あなたの歌声
いつの間にか一緒にハミングしてる私に気づく (46才/女性)<o:p></o:p>
第11回
お父さん、
子供らも巣立ち2人になりましたね。
また、しょうちゃんと呼んでもいいですか? (53才/女性)
さて、今年の暮れにも募集されるはずです。
こんなことをキッカケに、大切な人に想いを伝えてもいいですネ。
審査基準は、
1 短い文章で、わかりやすく意思を表現していること
2 表現に工夫があること
3 効果的に文章を構成していること
詳細は、「日本語文章能力検定協会」のHPをご覧下さい。
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