桜井市・長谷寺参道にある與喜天満神社御旅所では、樹齢300年の八重咲きの紅梅『歯花芽』が満開です。
枝先の花は散り始めていますが、『歯花芽』は、満開の見頃です。
この「歯花芽」とは、幹が空洞化して樹皮だけが残り、その樹皮の割れ目から直接花芽が出て咲いているのです。
この『歯花芽』が見られるようになったのは、6年ほど前から、突然咲き出したとか・・・。何故このような咲き方をするのか、専門家も分からないとか・・・。
太い幹のゴツゴツした樹皮から、少し濃い目の八重が引っ付いています。
昨年も訪ねましたが、今年のほうが花芽が多くて・・・・綺麗です。
写真を撮っていると、ご近所の方が来られて柵内まで案内頂き、綺麗な花をアップで撮ることができました。
「この御旅所が整地された年号が一つの石に彫られていて、その時既に300年前。それから数えると1000年ほどになる古木なんですよ。」とのこと。
また「白梅の古木はあるが、紅梅の古木は珍しく、日本一では・・・」とのこと。
長谷寺が1300年以上経っていますから・・・・それも納得できるが・・・。
今年も、『歯花芽』を観ることができました。
幹の空洞化と共に苔が生え、更にカエデなどの苗まで生えています。かなり傷みが進んでいるようです。
いつまで、この花を見ることが出来るのかナァ?
●昨年3月21日・・・紹介記事
●昨年3月15日・・・紹介記事
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