東吉野村で昼食後、「午後の部」をスタートしました。
今年訪ねる桜は、咲く順番が例年通りでなく、期待はずれなところもあります。
蕾のところは、パスしてもいいのですが、部分的に咲いているところもあることから・・・・1箇所でも多く回り、咲き具合を確認のために・・・期待しながら・・・訪ねます。
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▲⑧ 宇陀市榛原区赤埴・仏隆寺の千年桜。この寺は大和茶発祥の地でもあり、空海が唐から持ち帰った最古のお茶を栽培したといわれています。
参道横の桜の巨樹はヤマザクラとエドヒガンの雑種であるモチズキザクラの一種で樹齢900年といわれる県下最古の樹(県指定の天然記念物)。この桜の散る春と大和三名段のひとつとなっている197段の石段の両側に咲き乱れる彼岸花も美しい。まだ、蕾が硬く・・・・満開までは10日~2週間ほど掛かるかも・・・・。
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▲⑨ 宇陀市榛原区自明・悟真寺の枝垂桜。文政(1818~1829)の頃、大洪水のため山崩れの災厄に合い、諸堂は土中に埋没。誕生釈迦仏は白鳳期の作といわれ、重文。現在奈良国立博物館で保管されている。向い側の山並みをバックに見る樹齢200年の枝垂れ桜の優雅な姿がいい。まだ満開になるには3~4日掛かりそうです。
ここまでの道が狭くて、急な坂道のため対向車があると大変です。幸いにして、対向車なくて・・・ホッ!
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▲⑩ 宇陀市室生区・西光寺の枝垂桜。室生寺の西側に面する山の中腹に建つ西光寺にある小糸枝垂れ桜は、樹齢およそ300年、城之山桜と呼ばれている。本堂は萱葺き屋根を亜鉛波板鉄板で覆われている。この桜は隠れた花見スポットとして、地元の人やプロのカメラマンに人気が高い。参道には「桜まつり」の提灯が吊られ・・・道案内になっていた。まだ蕾が硬く・・・・やはり2週間ほどで満開かなぁ。
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▲⑪ 宇陀市室生区・大野寺の枝垂桜。大野寺は、古くから室生寺の末寺として「室生寺の西門」とよばれてきたお寺。役行者が室生寺とほぼ同時に開創したと伝えられています。また、境内奧には遙拝所が改築され、対岸の屏風ケ浦の有名な「磨崖仏」を見ることができる。境内には全国でも珍しい樹齢約300年の小糸枝垂れ2本と紅枝垂れ10数本があり、小糸枝垂れが見事です。
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▲⑫ 桜井市初瀬・長谷寺。(上2枚とも)桜・ハクモクレン・モクレン・コブシが競演していて、ちょうど見頃を迎えています。
真言宗豊山派(ぶざんは)総本山の寺院。本尊は十一面観音、開基(創立者)は道明上人。西国三十三箇所観音霊場の第八番札所であり、日本でも有数の観音霊場として知られます。登廊の周辺の牡丹は唐の皇妃馬頭夫人の献木と伝えられ、4月下旬~5月上旬は150種類以上、7,000株が満開になり、日本一の大牡丹園でもあり、古くから「花の御寺」と称されている。桜が満開の時期、川を挟んだ向い側の高台から本堂方面を眺める境内全景は全山ピンク色に染まり、見事な風景です。晴天になれば是非、撮りたいと思っています。
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▲⑬ 桜井市瀧倉・瀧蔵神社の権現桜。(上2枚とも)長谷寺の奥の院と称され、古来より信仰深き神社にて長谷寺へお詣りしても当社へ参詣しなければ御利益は半減すると伝えられ「今昔物語」に平安時代当時の滝倉明神の社殿その他長谷寺との関係が具体的に書かれているとか・・・。樹齢400年のエドヒガン系の枝垂桜があり、別名は「権現桜」と言われています。まだ蕾が多く、満開までは1週間以上かかりそうです。
山間部にある桜の木の撮影は、午後5時を過ぎると日陰となるため難しい。
西日射す山々に囲まれ、日陰となり涼風が吹き始めた瀧蔵神社をあとにしました。
今年は、これら13箇所の桜の満開を追ってみたいと思っています。
さて、何箇所観られるか・・・・楽しみです。 (了)