スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

「部分日食」

2009-07-22 14:04:21 | 出来事
46年前に見た「部分日食」。当時は、ガラス片にロウソクのススを付けて、覗いていた気憶があります。

昨日まで、近くのメガネ屋で専用メガネを探しておりましたが何処にも無くて、諦めておりました。
それじゃ溶接用のメガネでも・・・と思いましたが、そこまでして雨にでもなれば・・・ということで、今日を迎えてしまいました。

案の定、今朝から雨雲が覆っています。
9時47分頃から食が始まったということですが、雨雲なので、部分日食で少しずつ暗くなっていく様子がわかりません。
鳥たちの様子、セミの鳴き声・・・どれも変わりなし。
雨雲の切れ目に期待して、待ちました。
いよいよ11時5分頃が最大食になるということで、庭に出て雨雲を見上げました。

ちょうど運良く、黒い雲が途切れ薄くなった雲が防眼レンズの役割を果たしてくれたためでしょうか、太陽が欠けているのが肉眼で確認できます。その間、30秒ほど。

80%程度が欠けると言われていましたが、半月のように見えました。失明を恐れて・・・2・3度だけ見上げましたが・・・欠けているのは間違い無さそうです。

準備していた小さな穴を空けた画用紙。その穴からの光を下に受けた黒い紙に写ったのも半分欠けたようにも見えて・・・これも気のせいなのか・・・。

そして、最大食が過ぎた頃から何となく涼しくなったようで・・蒸し暑さがとれて・・・40分間ほど心地よい涼しさが味わえましたが・・・これも気のせいでしょうか? 

どうも、スッキリ・ハッキリしない天体ショーでしたが・・・まぁ、曇天での観察は、こんなものでしょう。

さて、次に「皆既日食」が日本で観られるのは26年先、それも北陸・北関東とか・・・。まぁ、奈良でも今日のような部分日食が観られると思うが・・・私はとても・・・。

来年はイースター島で「皆既日食」が観られるとか。また3年後には・・・他の国に行かれれば見ることが出来ますが・・・。

魔力を持っている言われる「日食」。
247年と248年と2年間続いたわが国での「皆既日食」。日食を予言できなかった「卑弥呼=日巫女」が殺されたのでは・・・という説。
また天岩戸伝説や源平盛衰記による平家側が勝利したのは、「日食」が起こる事を知っていたからだとか・・・。
いろいろ「日食」にまつわる出来事があります。

さて、今年はどんな年になるのやら・・・。
ハッキリしなかった今日の天体ショーのように、政局も曇天続き・・・。暮らしも曇天・・・。
40日間の選挙ショーも明確なマニフェストを掲げて、戦って欲しいもの。
早く、「爽やかな日本」の姿がハッキリ観られるように・・・期待したいものです。



▲財団法人日本気象協会の「tenki.jp(http://tenki.jp)からお借りしました。