ススキ一面におおわれ、みどりのジュータンを敷き詰めた「曽爾高原」。
昨日紹介した、ススキの根に寄生する「ナンバンギセル」の確認に来たわけではないのですが・・・・、この高原で造られている『お米パン』が美味しいということを聞きつけ、これを求めてやってきたのです。
残念なことに、目当てのトマト入りパンは売り切れ、正午頃に来ればいいとのこと・・・。
地ビールと高原トマトと斑入りヤブランを買いました。
奈良県宇陀郡曽爾村にある、日本300名山の一つ倶留尊山(くろそやま)。この山から西側40ヘクタールに広がる草原が「曽爾高原」。
秋には、一面金色に染まる幻想的な世界を撮るため、多くのカメラマンが押し寄せます。
35年ほど前に来て以来、当時の悪路とは大違い、かなり立派な施設が建ち並んでいます。
国立曽爾青少年自然の家はそのままで、新しくオートキャンプ場・温泉施設・レストラン・高原野菜販売所などが設けられています。
標高1038メートルの倶留尊山の頂上は雲に隠れ、そこに向う亀山峠も霞んで見えます。
秋の夕方、ススキの穂が金色に染まる光景は、この亀山峠からが一番の撮影スポットだとか・・・。
ススキが見渡せる手前にある駐車場のオバサンは、「今日は、まだ暖かいよ。昨日までは涼しくて・・・。これからは日一日と涼しくなりますよ。」とのこと。
駐車料金600円は、ちょっと高いと思ったが・・・道路に停めることもできず・・・。
火山の火口ではないかと言われる「お亀池」の遊歩道を少しだけ歩きます。
亀山峠まで行くには、足元がダメで、足元の草花を探しました。
ちょうど9/19~10/18に催される『山灯り』イベント準備が行われ、お亀池(周囲900m)周辺の遊歩道への燈籠建立スペース確保のためススキの刈り取り作業が行われています。
刈り取られたススキの穂、6本ばかりを拾って帰りました。(本来は、高原に生えている草木・花の採取は禁じられていますが・・・これなら許されるでしょう。)
ススキの穂が金色にたなびく頃に、再度訪ねたいと思います。
▲みどりのジュウタンが広がる曽爾高原。倶留尊山の頂上が煙って見えません。
▲やはり、ススキの根に寄生する「ナンバンギセル」がありました。
▲「フジバカマ?」と「サワヒヨドリ?」。どうも自信がありません。
※ 児玉さんから白いほうが「ヒヨドリバナ」。赤いほうが「サワヒヨドリ」か「フジバカマ」と教えてもらいました。
▲「クローバー」と「ツリガネニンジン」かな?
▲「マアザミ ?」と「オニユリ」。「マアザミ」は「煙管薊(キセルアザミ)」とも言われているが・・・自信ありません。
※ 児玉さんから「マアザミ」ではなく「タムラソウ」であると教えてもらいました。「マアザミ」なら花が下向きに咲くそうです。
▲「ホトトギス」と「マアザミ?」。
※ 児玉さんからこれも「マアザミ」ではなく、「タムラソウ」だと教えてもらいました。「マアザミ」なら花が下向きに咲くそうです。児玉さん、ありがとうございました。これからも教えて下さい!頼りにしております。
▲遊歩道の草刈が行われています。
▲「曽爾高原・ファームガーデン」。レストランでは新鮮野菜料理と地ビールが美味い。高原野菜の販売所もある。
隣には、「お亀の湯」の温泉施設も・・・。
▲350mlで525円。美味しかった!
▲帰路、倶留尊山を振り返ってみると・・・まだ雲が頂上を隠していました。