スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

春の気配・・・梅、ほころぶ。

2010-01-29 13:53:26 | 出来事


ここは、西吉野村八ツ川にある銀峯山頂上辺りの梅林。標高614mにある波宝神社に向かう途中で見かけた梅の花です。他の梅は、まだ固い蕾なのですが、この木だけは、チラホラ咲いています。早生の品種なのか・・・ひと足お先の開花です。

外気温は2度ほど。風があるため、体感温度は0度以下。
この場所からは五條市内が眼下に眺められ、周りは梅林ばかりです。
隣町の下市町にある広橋梅林は有名ですが、こちらも負けていないようです。

途中、すれ違った小型四輪の荷台には、梅の枝が積まれていたが・・・あれは、生け花として出荷されるだろうか・・・・。


▲写真の手前には梅林が広がっています。まだ、蕾は固いのですが・・・。遠くには五條市内が見えます。


五條の椋(ムク)の巨木

2010-01-29 11:41:24 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ


奈良県五條市二見2丁目、足立家の屋敷内に、この「椋(ムク)の巨木」があった。

ニレ科ムクノキ属、成長が早く、枝分かれし真っ直ぐ上に伸びる。ケヤキの木に似ているが、樹皮に縦シワがあるから見分けられる。葉っぱの表面がザラザラしている。

この木の実は熟すと黒くなり甘くて美味しいらしい。この実を「椋鳥(ムクドリ)」が好んで食べることから名付けられたとも・・・。

推定樹齢1000年、樹高21m、幹周り8.5mの大木で、国の天然記念物に指定されている。室戸台風や伊勢湾台風で主幹が折れて、半分ほどの高さになっているが、それでも貫禄十分です。

この足立家の先祖は、丹波の国、黒井城主の赤井尚直義の伯父で、1579年明智光秀に攻められこの地に落ち延びたとされるお宅とかで・・・なんとなくこの巨木に相応しい佇まいです。

白壁と土蔵を背景に、ドッシリとした風格で、五條の街を眺めています。


▲ちょっと天候が悪いうえに逆光で・・・・樹皮が綺麗に撮れなかった。