(先日、歴史の地を訪ねたおりに見かけた珍しい光景やモノを紹介しております。さて・・・今回は・・・)
<人力ロープウェイ・・・野猿>
▲十津川歴史民族資料館に置いてあった実際に使われていた「野猿」です。
十津川歴史民族資料館に置いてあった「野猿」。渓谷の多い十津川の交通手段として使われていたものです。
川の両岸から川の上に張ったワイヤーロープに屋形(やかた)を吊り下げ、向こう岸に渡りたい人が、一人で乗って自分自身で引き綱を手繰りながら進んでいきます。まるで猿が木をツルにして渡って行く様子に似ていることから、この名前が付いたようです。
渓谷に鉄橋が出来るまでは、村のアチコチの交通手段であったのですが、今は実用のものはなく、観光用のみです。
<十津川村で野猿に乗れるところ>
・ホテル昴(敷地内)
・西川出合(ホテル昴から歩いて行けるところ)
・出合 つるつるの湯(ホテル昴から県道735号線で約15分)
※ 川面を見ながらのスリルと珍しさを満喫してください。
▲今は観光用として活躍しています。
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<1500年モノの岩ヒバ>
▲樹齢1500年の岩ヒバです。
東吉野村と宇陀市菟田野区との境にある竜泉寺に立ち寄ったとき、手作りと思われる盆栽鉢に大小の岩ヒバ、別名イワマツが境内一面に置かれていました。
盆栽仕立てで見たり、庭園の石組みの間から覗いている姿を見ることはありますが、こんなにも多くのものを一度に、またこんなに巨大なものを見るのは初めてです。
▲境内には岩ヒバ(岩松)の他に、フウラン(風蘭)もありました。
冬場の葉っぱは、枯れたようになって茶色、グウの手の形です。でも、春になると緑色の葉となり、パアの手の形。今は枯れ山水の世界・・・そのままです。
石付き盆栽に見るイワヒバとウチョウランの組み合わせが綺麗です。
でも、こんなに大きなイワヒバとなると大きな常緑高木との組み合わせでも大丈夫。
このお寺にも黒松や槙柏、楓、欅などとの組み合わせがありました。
それにしても樹齢1500年とは・・・これまた凄いです。
▲境内にはいろんな鉢にイワヒバがありました。この写真の5倍ほどありました。