朝夕は凌ぎやすくなってきました。
でも、この涼しさを肌で感じる時、先日の台風被害を思うと・・・背筋が凍ります。
我が奈良県の南西部に位置する西吉野、十津川、大塔地区は、先日の台風12号で甚大な被害を受けています。
亡くなられた方、今なお行方不明となっておられる方を思うと・・・熱いものが込み上げてきます。
何年か前に明治維新の先駆けとなった「天誅組」の足跡を追った際、国道168号沿いのゆかりの地である長殿地区や風屋地区などでお世話になった皆さんのことが思い出されます。
わざわざ資料をコピーして頂いた十津川歴史民族資料館の方・・・親切に案内して頂いた村の方達・・・・今はどうされているのだろうか・・・。
切り立った崖を這うように作られた国道168号。落石注意の看板もあった。大雨が降れば、鉄砲水となるのでは・・と思われる箇所が何箇所かあった。
かなり新しい道路が作られ、危険な箇所は少なくなっていたとはいえ、それでも怖かった。
地震といい、台風といい・・・あまりにも自然に対して無防備になった我々に対しての警告なのかもしれない。
土砂ダムが出来て、二次災害の恐れがあるという。
何とか、それだけは避けたい。
孤立している集落もあり、一日も早い復旧・復興を願いたい。
早朝の空は、秋の気配・・・。
被災地に向って手を合わせました。
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