昨日と今日にかけて、母屋の南側半分の瓦がめくられた。
棟(ムネ)は瓦と土で盛られ、高さは40cmほど。
屋根瓦の下は、杉板、杉皮、そして5cmほどの厚みでワラを入れた土が敷かれていた。
運び出されると、すぐにダンプカー一杯になる。
昨日は、「煙返し」の撤去。昔、カマドがあった場所の天井をくり抜き屋根の上に別の屋根を設け、カマドの煙を屋根の上から外部に逃がすものだったのだ。(今は、塞いでいるのだが・・)
この部分の木には昔の煤(スス)がついており、虫もつかず腐りもしていない。まさに燻製状態である。
左右の鬼瓦も大事に降ろしてもらい、記念に確保した。
鬼瓦は高さ40cm、横幅125cmの大きさで3つの部分で組み合わさっていた。下からみるともう少し小さいと思っていたが、かなり大きくて重い。棟の左右にドンと乗っていたのである。
この鬼瓦2組、庭の隅にでも置いておこうと思っているのだが・・・。さて、どうしょうかなあ。
また、平瓦、半瓦、丸瓦など、各種数枚も確保した。盆栽の鉢代わりなどに出来ればと思っている。
今日は、南側全面の瓦の撤去であった。土は、まだ半分だけの撤去で終わった。何しろ、土が多い。昔の職人さんは「テッポウ」という壁土を運ぶ道具で梯子を使って、人力で運んでいたのである。
まだ全工程の八分の一しか進んでいないが、毎日、埃と暑さで職人さんも大変だぁ!!
母屋右上部の小さな屋根が「煙返し」である。
南側の瓦めくり完了。まだ、反対側の瓦はそのままである。
この面の屋根瓦下の土を撤去。明日もこの続きである。
鬼瓦は記念に確保。もう一個がある。他にも平瓦、半瓦、丸瓦など、各種数枚も確保した。さて、何に使おうかなぁ?