昨年から今年にかけて紹介した「地元の巨樹・巨木シリーズ」。いろんな樹木を訪ねました。
そのひとつ、今年2月23日に紹介の春日神社境内の「
ザクロの巨木」・・・・。
そのとき、ツタ類に巻きつかれてはいる、樹高4m、幹周り70cm以上のザクロの木。
成長が遅いザクロとしてはかなりの大木です。
木は枯れずに・・・秋にはどんな実が成っているのか・・・ちょっと心配で・・・少し早めの訪問です。
やはり、木全体にツタが覆いかぶさり・・・樹の形も分かりません。・・・というか、太い幹は枯れているようで・・・。裾に生えた木に実が成っています。
氏子さんたちの、ツタを切り、木を労わる気持ちが途切れたのでしょうね。悲しいことです。
低い枝で、幾つかの実がツタの葉っぱの隙間から顔を見せていました。
ツタの中に、ヘクソカズラという気の毒な名前のつる性の多年草が巻きついています。ヘクソカズラとは・・・万葉集でも詠まれた花で・・・花や葉っぱをそっと嗅いだだけでは大丈夫。でも、決してもんだり、つぶしたりすると・・・名前どおりになってしまいます。
この花は、早乙女蔓(サオトメカズラ:早乙女のかぶる笠に似ている花)とかヤイトバナ(ヤイト:お灸、の痕に似ている花)とも・・・あまりヒドイ名前に、誰かが救いの手を差し伸べたのかな???