スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

桜を求めて・・・

2011-04-25 10:54:27 | 奈良県・三重県の桜探訪

昨日の続きです。
三重県美杉村三多気の桜を後にして、帰り道にあたる御杖村「安能寺」に立ち寄った。
昨年、立ち寄ったときにサルスベリと桜があるのを覚えていたため、桜は散っているのでは・・・と、立ち寄ったのだ。

このお寺は、弘仁年間(810~824年)弘法大師の建立と伝えられ、室生寺の別院とも言われ、山門の上部が鐘楼を兼ねていて県の文化財に指定されている。

この山門とコラボして咲いているのが、エドヒガンと思われる桜。強風に煽られ、散り始めていた。
あいにくの曇天で、ブルーをバックに撮れなかったが、満開の姿を見ることができた。
次は、サルスベリの花を撮りにこよう。


▲「安能寺」に咲くエドヒガン。強風のため桜吹雪が見られた。隣のハクモクレンも散り始めている。




▲山門の上部が鐘楼となっている。山門に降りかかる桜の花。


まだまだ、桜を求めて・・・三多気の桜

2011-04-24 22:27:34 | 奈良県・三重県の桜探訪


昨日に引き続き予定していた娘からの用事が、今日はキャンセルとなって開放された。ラッキー!!

それでは・・・・と、今年最後となる「桜」を求めて、三重県一志郡美杉村三多気に向った。
奈良県を通り抜け三重県に入ってすぐのところ。

昔、お伊勢参りをする時使われた伊勢本街道沿いにある三多気。
この辺りは、南北朝時代に北畠氏一族が支配していたところ。日本の桜名所100選にも選ばれていて、北畠氏の祈願所である真言宗真福院の参道には山桜の巨樹が立ち並んでいる。また、水が入った田圃に映る桜を撮るカメラマンが多いことでも有名だ。
国道368号からガードマンが誘導してくれる。案内された駐車場は無料。ガードマンはボランティアではなさそうだが・・・この桜の期間だけ村が委託しているのだろうか。

かなりの山桜は、満開を過ぎて花吹雪を散らしていたが、遅咲きの桜は満開だ。
昨日の雨で、参道は花絨毯を敷き詰めていた。風に吹かれて舞い散る花びらの中、撮って来た。


▲葉桜と満開の桜が見られる。今日は、風が強くて・・・水面が揺れている。


▲山桜の大樹。


▲茅葺き屋根と山桜・・・この取り合わせがいい。


▲水が張られた田圃には、花びらが・・・・。


▲土塀と山桜・・・。




▲風がおさまるのを待ったが・・・・ダメだった。せめて青空が水面に映ってくれれば良かったのだが・・・。

他にも参道に山桜の巨木があったが、葉桜になっていたため撮らなかった。

帰途、向ったのは、奈良県曽爾村にある屏風岩公苑に咲く山桜だ。
この写真は、明日に・・・。


庭の春の花たち

2011-04-22 13:43:16 | 出来事


大和路の桜を追いかけているうちに、庭の花たちが咲き始めました。
春の花・・・一気に開花です。


▲鯛釣草(タイツリソウ)。華鬘草(ケマンソウ)とも。ハート形が可愛いですね。
昨年の猛暑でダメかと思っていたのですが・・・元気な姿を見せてくれました。


▲チョウジサクラ。長寿桜とも。また藤擬き(フジモドキ)とも。別に丁子桜があるのでややこしい。この花はチンチョウゲ科であって丁子桜はバラ科。鼻を近づけるとほのかに甘い香りがします。


▲白藤・・・。何処かで小さな芽を採ってきたもので、去年は花房が一つでしたが、今年は5つほど・・・。


▲3年前に園芸店で買った藤。今年は20個ほどの花房が・・・。どんな咲き方をするのか、楽しみです。


▲藪手毬(ヤブデマリ)。大手毬のような形ですが・・・。周りの萼(ガク)がそろそろ大きくなって白い装飾花になるのです。秋には、真ん中に真っ赤な実が出来ます。




ついにDVDとして発売! 額田王の念持仏イメージソング『祈り』

2011-04-19 23:44:52 | 出来事


DVD『祈り』・・・発売!!

桜井市忍阪・・・石位寺・・・薬師三尊石仏のイメージソング

日本最古の地名であるといわれる忍阪(おっさか)は、古来、万葉集にもその名を知られる美しい隠口の集落です。
その美しい風景と透き通る風香さんの歌声を、是非お聞きください!!




このブログでも紹介しておりました奈良県桜井市忍阪(おっさか)の「石位寺」にある額田王(ぬかたのおおきみ)の念持仏といわれる『伝・薬師三尊石仏』のイメージソングが、歌と映像のDVDとなって、このたび発売致しました。

歌詞・作曲・歌手は、「万葉うたいびと・風香」さん。愛知県刈谷市在住の方。
既にCDとして「万葉歌で綴るいにしえ人の心」もリリースされており、万葉集にオリジナルのメロディや現代的語訳、意訳をつけて現代風万葉歌として歌われている方です。
明日香・風舞台で催された第6回・第7回の「万葉の歌音楽祭」で、犬養万葉記念館賞や明日香村長賞などを授賞されており、日本各地のイベントやラジオ番組でも活躍中の方なのです。

この風香さんとのご縁は、今回の企画集団「TEAM忍阪(おっさか)」のメンバーでもあるTMさん(通称:とし坊さん)を通じて親交を深められていた時、地元区長の「里興し」の活動と共鳴しあうところとなり、これまた地元在住のプロデューサー役となってくれたKokura君との出会いによって、編曲、ドラム、ギターが加わり・・・そして、挙句には収録曲の中で一緒に歌って貰うことに・・・。
不思議な巡り会わせで、TEAM忍阪の活動がスタートすることとなり、DVD制作へと一直線に進んだのです。

K.Kokura氏の掛け声で、スタジオを借りての録音がスタート。スタジオオーナー、プロシンガー、プロドラマーである森智彦さん、そしてシャンソン界の重鎮、プロピアニストの吉田幸生さんが、風香さんの美しい旋律と歌声に更に新しい生命を加えてくださいました。

次第に、良くなってゆく薬師三尊のイメージソング・・・『祈り』。
プロに負けじと・・・DVD制作、カメラ撮影へと素人部隊も奮闘しました。

そして、DVD作品として完成。歌・音源はプロ仕様・・・。もちろん画像編集とジャケット制作はTEAM忍阪の手作りなのです。
試行錯誤の結果・・・・・何枚かの試作版を経て、風香さんの的確なアドバイス、次々と難題を課してくるTM区長の熱心さ、さすが脚本家と思わせるK.Kokura氏のコメント、難問・奇問もスイスイこなしDVD編集も玄人並みのTM氏。一部の写真撮影に加わった私、こんなメンバーで作り上げたものなのです。

音源収録がスタートしたのは、昨年の末。その後、NHK番組の「歴史秘話ヒストリア」で、この薬師三尊石仏が紹介・放映されることとなり、ますます我々の意気込みもヒートアップ。
初版は300枚からスタート。区民200数十世帯には1枚は無料・・・。追加注文に悲鳴をあげたいのだが・・・さて・・・。

風香さんの「祈り」の歌詞には、「額田王(ぬかたのおおきみ)」の心が込められており、聞く人の心に響きます。
忍阪の地を心から好きだと言われ・・・広く深く勉強されていく姿に、ただただ感激するばかり・・・。歌詞に魂が吹き込まれています。

まずは、DVDに映る景色に・・・そしてを『祈り』をお聞き頂いて・・・1300年前から微笑み続けられている薬師三尊さんにお逢いに来ませんか?
きっと、透き通る姿に・・・清々しい気持ちになれると思いますよ。



万葉うたいびと・風香さんが歌う・・・「石位寺・薬師三尊石仏のイメージソング『祈り』・・・発売開始!!

● 収録曲
 1.プロローグ・・・語り・・・この「祈り」が誕生する背景と忍阪の里の紹介
 2.祈り・・・・作者:額田王
 3.秋山の樹の下隠り・・・・作者:天智天皇・鏡王女
 4.青幡の忍坂山・・・・作者:不詳
 5.祈り/カラオケ

●  価格1,000円(税込み)

●  ご注文は、〒633-0005 奈良県桜井市忍阪870 石位寺内「TEAM忍阪(おっさか)
         official Homepage http://team-ossaka.jimdo.com/ ・・・・ このHPからもご注文、受け承ります。
  郵便番号・住所・氏名・必要枚数をお教えください。
  尚、代金・送料は現品到着後、同封の振込み用紙にて、お支払いください。



宇陀の桜・・・二題

2011-04-18 20:23:23 | 奈良県・三重県の桜探訪

今夜から雨が降るという。
午前10時からの予定前に、早朝からひとっ走り・・・。
めざすは、諸木野の桜と水田。そして、仏隆寺の白鳥の飛び立つ姿が見られる千年桜。

諸木野の桜は、「牛繋ぎの桜」とも呼ばれ、近年、マニアに人気の1本桜なのです。
今年、訪ねたのは、1回目は4/5、田圃に水が入る前で、桜の蕾硬し・・・。
2回目は4/14、この日の昼前に田植えされた後で、植え込み中の様子が撮れなかった。桜は1分咲き・・・・。
3回目となった今日は、桜は満開であるが、あいにくの曇天。

それでも、カメラマンが10名程度・・・朝陽が射し込むのを待っていた。
水田の持ち主と思われる方が、撮影の邪魔になるからと田圃の周りを囲っていた鹿避けネットの一部を外して下さるという、何とも親切な対応に・・・一同・・・・・『ありがとうございます!!』
ここ諸木野ならではの出来事でした。

青空であれば水面に映る桜が、もっと綺麗に撮れたのだろうが・・・。そして、風が強くて水面が波打っていたため、イマイチの出来となった。
まあ、初年度は、これで良しとしよう。

次に向った仏隆寺の千年桜・・・ちょうど見頃・・・満開!!
白鳥が飛び立つ姿となる場所を探します。
対面の土手を駆け上ったり、何枚か撮ったが・・・青空がないため、ちょっと残念。
まあ、今年も何とか撮れましたが・・・納得できませんので・・・課題は来年に持ち越しです。


▲こんな姿を待っていたのです!!


▲風が強くて・・・水面が揺れております。






▲少し風がおさまった時に撮ったのですが・・・青空であれば、もっと綺麗に撮れたと思いますが・・・。



▲仏隆寺の千年桜・・・満開です。


▲青空が欲し~い!!


▲白鳥が飛び立つ姿・・・・それに近いと思われませんか?