しっとう?岩田亜矢那

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意味がわかると怖い話1297 「電池かえて」

2013年11月28日 23時52分23秒 | 意味がわかると怖いコピペ
パパはいつも僕に、新しいおもちゃを買ってきてくれる。
テレビのヒーローのおもちゃとか。敵のモンスターのおもちゃとか。
ロボットのおもちゃは、大きくて、ボタンを押したらミサイルが出たりロケットパンチが飛んだりする。

電池が切れたら動かなくなるから、パパに言って電池をかえてもらう。
大きいおもちゃは、僕がもっとお兄ちゃんにならないと買ってもらえないんだ。

今日、パパが新しいおもちゃを買ってきた。
今度のはスゴい。
前に買ってもらったロボットよりも大きい。
あんまり知らないキャラクターだけど、たぶん敵の巨大モンスターかな。
僕がお兄ちゃんになったんだって、パパは言ってた。だから大きいおもちゃを買ってくれたんだね。

大切にしなさいって言われたけど、さっそく遊んでみることにした。
ちょっと触ったら、音が鳴った。どこかボタンを押しちゃったのかも。
止め方が分からないからあちこち押してみたけど、音が大きくなるだけ。
パパに見つからないように、音の鳴ってるところを押さえて音が聞こえないようにしておいた。
しばらくしたら音が鳴らなくなって、動かなくなっちゃった。
電池が切れたのかな。パパにかえてもらおう。

《解説編》意味がわかると怖い話1296 「超能力」

2013年11月28日 23時26分05秒 | 意味がわかると怖いコピペ
語り手の超能力は
語り手が「死ね」と思った相手が死ぬのではなく
語り手の事を「死ね」と思った相手が死ぬのである。

自己防衛能力という点ではこちらのSPECの方が合理的である。

ただ語り手はかなり人にイラっとさせる、嫌われるタイプの人間のようだ。
語り手自身が「死ね」と思うと同時に、いや高校以降では一方的に
「死ね」と思われている。

最後には両親でさえも
「こんな子供を産まなければ良かった」
と思わせ、死んでしまった。

「鹿男あをによし」 万城目学著 ドラマでは「ごちそうさん」小姑役のキムラ緑子の印象がなぜか残る?

2013年11月28日 10時53分41秒 | 読書感想文
ドラマをやってるのは知ってたけど
まだその時点ではマキメワールドにハマってなかったので見逃していた。
CS「ホームドラマチャンネル」で放送してくれていたので本放送から5年を経てやっと見た。

原作との一番の違いは、主人公の相方である「かりんとう」こと藤原くんが
ドラマでは女性・綾瀬はるかが演じているって事。
その綾瀬はるかの魅力で全編満ち溢れているんだけど、
困った事にそれによって「マドンナ」長岡先生がくすんでしまっている。

5年前だから今よりずっと幼くてちょっとぽっちゃり気味の綾瀬はるかだけど
どー考えても「マドンナ」の柴本幸より綺麗なんだもん。

それによって、この本作の下敷きとなっている夏目漱石の「坊ちゃん」テイストが殆ど失われている。
ドラマで「リチャード」を演じた児玉清が文庫本巻末で書いている通り、
この「坊ちゃん」テイストがニヤリとするとこなんだけど、
ドラマでは黒板事件以外はスルーされてしまったのが残念。

また、主人公・玉木宏と綾瀬はるかとの恋物語に力を入れ過ぎたせいで
ラストの堀田イトとの「印を消す儀式」が微妙なものになってしまった、
ま、この解釈も悪くはなかったけど。

ドラマの最終回がだらだら描き過ぎた。
最後は「坊ちゃん」のようにスパっと終わった方が余韻があった。
ラス前の第9話を見終わった時点で「後60分どうやって持たすねん」と思ったくらいだからね。

と文句ばっかり言ってるけど、実はドラマも原作に劣らず大傑作。
(「鴨川ホルモー」の原作・映画を観た人は奈良公園での「アビイ・ロード」の場面で思わず拍手)
特に脇を固める役者さん達が巧い!
重さん演じる佐々木蔵之介、学年主任の篠井英介、
そしてなんと言っても同僚教師のキムラ緑子
原作には無い「リチャード懐中時計事件」の発端で、主人公を無視を仕出す役目。
現在NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」でいやーな小姑役を演じてるけど、
その原点がここに?!

因みにあの「ごちそうさん」の小姑役見てると
花登筺原作ドラマ「細うで繁盛記」で冨士眞奈美が演じた正子を思い出すのはきっどさんだけ?
「加代、おみゃーの」と東西の設定は反対だけど。