*** マイケルは、さまざまな価値ある活動に人々の注意を向けさせたり、資金を集めたりするための努力を怠りませんでした。総額3億ドルを越える寄付を行なったほか、多くの病院を実際に訪問し、ベッドを寄付し、末期的疾患の子どもたちを自宅に招き、孤児たちに家を提供したのです。 そんなマイケルを見習って、私も、ささやかではありますが、みなさんが買ってくださったこの本の印税を、私が理事として参加している、有森裕子さんが主宰する非営利団体「ハート・オブ・ゴールド」(アンコールワット国際ハーフマラソンを通じてカンボジアを支援する活動)と、「Tokyo English Life Line」(日本で暮らす外国人のための、英語によるカウンセリング・支援活動)に使わせていただきたいと思っています。 ***
当時近くにいた人ならではの視点で描かれた、私たちが知らないマイケルをも発見できる本という印象を持ちました。
私もぜひ楽しんで読みたいと思います(お気に入りグッズがまたひとつ増えそうです)。
少し前に発売された、マイケルファンだったという女性が次第にマイケルファミリーに受け入れられて仲良くなり...
という本を立ち読みしたときはあまり清々しい気持ちにはなれなくて、坂崎ニーナさんの手記も似たようなものなのかと思いこんでました。
表紙が両方ともイラストというところが同じなので、先入観を抱いてしまったんですね。
私は、みーたんさんがお勧めしてくださるものには絶対の信頼を寄せているんです。
曲でいえば「Eaten Alive」。
教えていただくまではこの曲を知らなかったんですが、今では大好きな曲になりました。
作詞・作曲、そしてバックコーラスがマイケルというなんとも贅沢な曲ですよね。
この曲で踊り狂い(?)、シャワーを浴びてビールを飲む暑気払いが、この夏の私のお気に入りになっています。
この本は、特別ファンではなかった作者がビジネスを通して、一人間としてのマイケルと関わった数々のエピソードから、素顔のマイケルが鮮明に浮かび上がってきました。
まえがきに書かれている一文を載せますね。
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この本を書くことにした理由は、二つあります。
一つは、この機会に、信じがたいほどの稀有な人物と仕事をするチャンスをくれたビル・ブレイに、そして私にさまざまなことを教えてくれたマイケル・ジャクソンに、感謝をしたいと思ったからです。
そして、二つ目の理由は、ステージから離れた素のマイケルについて、書きたかったからです。
彼は礼儀正しく誠実で、思慮深く、物静かで控えめな半面、人を面白がらせることが大好きで、好奇心が旺盛、そして勤勉な人でした。
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この前書き通り、他では知る事の出来なかった事がたくさん書かれていて、素顔のマイケルにますます惹かれ、今までにない感情が新たに沸き起こっています。
来日時のマイケルの心を知る事が出来るエピソードや、幼い時からマイケルと一緒だったビル・ブレイとの関係など、マイケルを知りたくて最後まで一気に読んでしまいました。
そして、あとがきから。
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マイケルは、さまざまな価値ある活動に人々の注意を向けさせたり、資金を集めたりするための努力を怠りませんでした。総額3億ドルを越える寄付を行なったほか、多くの病院を実際に訪問し、ベッドを寄付し、末期的疾患の子どもたちを自宅に招き、孤児たちに家を提供したのです。
そんなマイケルを見習って、私も、ささやかではありますが、みなさんが買ってくださったこの本の印税を、私が理事として参加している、有森裕子さんが主宰する非営利団体「ハート・オブ・ゴールド」(アンコールワット国際ハーフマラソンを通じてカンボジアを支援する活動)と、「Tokyo English Life Line」(日本で暮らす外国人のための、英語によるカウンセリング・支援活動)に使わせていただきたいと思っています。
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ここにも、マイケルの精神が引き継がれている事、とても嬉しく感じました。
書き過ぎると、読む楽しみが損なわれてしまいますので、この位にしておきますね。
今まで知らなかったマイケルもたくさんいて、この本を出版していただいたこと、ニーナさんに感謝したい気持ちです。
人を驚かせるのが好きだったマイケルの場面ではクスクス笑い、そして富と名誉の代わりに彼が失ったものの大きさを垣間見る場面では、やはり涙でした。
もし、マイケルの警護兼父親代わりだったビル・ブレイ氏が昨年もご存命だったら、マイケルの悲劇はおこらなかったかもしれないと書かれていました。
年齢的に警護はできなくても、マイケルに何らかの助言をすることができ、ロンドン公演も実現したかもしれないと思うと本当に残念です。
今頃、天国で世界中を巡ったエピソードなど楽しくお話しているかもしれませんね。
最後に、「マイケルとバブルスが並んで歩くと親子のようだった(二人とも手が長いから)」の部分、爆笑でした(ネタバレすみません)。
マイケルの体を心底気遣う事の出来る人が、そばにいて欲しかったですよね。
最近、デンジャラスツアーのネバーランドのリハーサルのDVDを見ていると、Rinさんがおっしゃっているバブルスと親子のようだの場面を思い出します。
リハーサルでは、ライブの時とは違って、手をぶらんとさせながら移動する場面もあって、なぜか手が長いのが目立ち、バブルスと並んでいたら親子に見えるかも?なんて・・・