先日、アンディー・ウイリアムズ・ショーの特集の中で、1970年1月31日、ジャクソン5が、デビュー曲の「I Want You Back」をテレビで初めて歌った時の様子を放送していました。
その動画をYoutubeで発見。11歳のデビューしてまもなくのマイケルです。
I Want You Back - The Jackson 5 (1970)
Funny Jackson 5 Moment
その動画をYoutubeで発見。11歳のデビューしてまもなくのマイケルです。
Funny Jackson 5 Moment
私は、マイケルは幼いころから天才と呼ばれ、子供らしい遊びは出来なかったものの、順風満帆な少年時代を過ごしたのだと以前は思っていました(不勉強でした)。
パパからの、虐待にも似たスパルタ教育があったと知ってからは、少年時代のマイケルを見ると、どんなにか大変な日々だったのだろうと想像し、辛くなります。
でも、マイケルはコンサートの中盤に、必ずジャクソン5時代のメドレーを取り入れていましたね。
それは、革新的な音楽やパフォーマンスに次々と挑戦し、数々の記録を打ち立てたマイケルが、自分のルーツを大切にしていた気持ちの表れではないかと思います。
それにしても、どんなに年齢を重ねても、どんなメイクをしても、マイケルの優しくて澄んだ瞳は生涯全然変わりませんでしたね。
最後、全員で手を振っているシーンの、マイケルの“アポポンポンポ~ン”からは「無事に歌い終えたゾ」という安堵感が伝わってきて和みました。
マイケルは、スパルタ教育に加え、ボーイソプラノを守るために成長を抑える薬を使われていたという話も聞きます。そのため体調を崩し休養を余儀なくされ、10代後半には自分は長く生きられないのではないかと悲しんでいたそうです。
マイケル自ら、ショービジネスを好んでいたにしても、才能があるがために、普通の子供では考えられないような事がマイケルの身にはおきていたのですね。
しかし、どんなに辛い状況下でも、マイケルが世界に残してくれたたくさんの作品とメッセージ、人知れず行なってきた慈善活動の数々。
尊敬以外に言葉が見つかりません。
“アポポンポンポ~ン”の部分、先日録画したものを編集中、こんなおまけがあったのに気付かず、不覚にも部分消去してしまったみたいです。(泣)
でも、かわいいだけじゃなく、リズム感、体の動き、澄んだ歌声と歌のうまさは、ハンパじゃない。
さすがです!
ステージで輝く「光」の部分と、普通の子供たちのように過ごせなかった「影」の部分。
そんな光と影をもった子供時代を送らなければならなかったマイケルを思うと、胸が痛いです。
今日、ちょうど「Childhood」を聴いたので、更に涙…でした。
10代で「長くは生きられないかも」って思ったら、自暴自棄になってしまってもおかしくないですよね。
あの笑顔の裏に、想像を超える沢山のものを隠していたと思うと...(涙)
どうしてマイケルはあんなにも強く、広く、すべてを「赦す」大きな心を持っていられたのでしょう。
rice liveさん
マイケルの少年時代を知ってからは、私も「Childfood」を涙なしには聴けません...
声変わりの前のボーイソプラノが出るうちに400曲以上の録音をされていたという話も先日テレビ「武田鉄矢の週間鉄学」で知りました。
そんな働き詰めのショービジネスの中で、私達が当然通ってきた子供時代を過ごす事の出来なかったマイケル。
その欠落した時間の本当の重要性、辛さを、その経験のない私には、正しく理解しきれていない気がします。
それが、全てを手にしても、マイケルが追い求めても埋める事の出来なかった一番大切な宝物だったはずですよね。