「円の下落は、日本経済の弱体化を反映している」(WSJ 米カーネギー倫理国際関係協議会 Richard Katz)
「日銀が集計している円の全貿易相手国通貨に対する「実質実効為替レート」は10月の段階で、半世紀ぶりの低水準となった」
「かつては品質面で競争力を持ち、無くてはならない革新的製品を生み出してきた日本企業は現在、輸出維持のため低価格を売りにしている」
「円安は、増税と賃金の伸び率低迷と相まって、2019年(新型コロナウイルスの流行前)の実質消費支出が2013年をほぼ1%下回り、現在は同年比2.6%下回っている主因になっている。家計部門の消費が、これほど長期間にわたって減少したことは戦後を通じてこれまでに一度もなかった」
「四半世紀にわたりほぼゼロ%に維持された金利は、日本企業を(無利息で融資が受けられる)「フリーマネー」に対する中毒状態にした。現在、日本の全銀行融資の37%は0.5%未満の金利で貸し付けられており、そのうち半分は0.25%未満である。突然の大幅な利上げは、合計何百万人にも達する従業員を抱える多くの企業の支払い能力が突然、大幅に低下する可能性があることを意味する」
「 日本が必要とするのは根本的な生産性と革新性を向上させる堅実な改革であって、金融操作ではない」
やはり、日銀は金利を上げられない、のか・・
「根本的な生産性と革新性を向上」させるのは、少なくとも当分(○十年)は、無理だなー・・・
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