FIREHOUSE 『OVERNIGHT SENSATION』
ハード・ロック数あれど、ノリの良さではこの曲はトップ・クラスにあると思います。
昔あったというヘヴィ・メタル・ディスコではこの曲が流れると、客が一斉にノリノリで踊りまくったという話を聴いたことがありますが、さもありなんと納得してしまいます。
よーし、朝まで飲もう!なんてノリになってしまいそうです。
ちなみに、アップした音は2014年に再レコーディングしたバージョンです。
音がちょっといいですね。
さて、ファイアーハウスですが、アメリカのHR黄金期の末期に出てきたバンドですね。
デビュー時は「ボン・ジョビ」の弟分みたいな感じで売り出していた記憶があります。
1990年発売のファースト・アルバムは売れました。ダブル・プラチナム?
当時はメロディのあるハード・ロックはアメリカで受けたんですよね。
その後、ご存知のとおり、アメリカでは、グランジ、オルタナティブの流れがやってきて、こうしたメロディアス・ハード・ロックは一挙に隅に追いやられ、懐メロバンドとしての扱いで活動することになっていきます。
彼らも細々と活動をしてたようですが、そのうち活動を休止してしまいます。
ちょっと残念です。
とにかくメロディがいいバンドです。
声も張りがあっていいし。
まさに日本人好みですね。
Firehouse - Acid Rain
この曲なんて、まさに理想のメロハー(メロディアス・ハード・ロック)ですね。
爽快で、気持ちいい。
余談ですが、1990年代のある時期以降、メロハー・バンドはアメリカでは受けなくなったので、日本やアジア、ヨーロッパの一部の国に活路を見出して、何とか存続しているケースがあります。
ファイアーハウスも、頑張ればいいのにと思ってしまいますが、なかなか難しいのでしょうね。
イタリアのフロンティア・レコードの社長がメロディアス・ハード・ロックが大好きで、
生き残ったメロディアス・ハード・ロック・バンドやその系統のミュージシャンを支援しているので、日本のマニアは助かっています。